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ご相談

2015/10/25

新たに入れたブリッジが隣の歯の色と違いショックです。

サリ様54歳女性
上の前歯4本義歯を入れ1年ほど経ち、そのうち1本の根がダメになり抜歯をしました。
ブリッジになり今日入りましたが、明らかに反対側の義歯と色が違い、今入っている義歯は透き通るような白なのにちょっと黄色っぽいのです。
下の前歯5本も義歯で、こちらも透き通るような白です。
歯を入れて鏡で確認した際ちょっと濃いかな?と思いましたが、電気の加減かと思い自宅に帰ってからよく見たら明らかに違う。
ブリッジを作る前に先生から、今の義歯と全く同じ色のブリッジを作るのは難しいので多少は違いがあると説明を受けていましたが、こんなに違うものなのかとショックでご相談させていただきました。

実は、今回ブリッジを入れる前に、入れた義歯の色が隣と違うと訴え、交換してもらえる事になっていた矢先に歯の根っこがダメになり抜歯をしました。
5年間保証があり交換してもらえると説明されていますが、知り合いに紹介してもらった医院で治療も献身的にしていただいています。
今回交換して欲しいと言うとクレーマー扱いされると思うと、このまま泣き寝入りするしかないのでしょうか。
ブリッジでは透き通るような白は難しいのでしょうか。
しかし安い料金ではないので、とても悩んでいます。

説明がわかりにくかったら申し訳ありません。

先生方のアドバイスを是非よろしくお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
審美性のことでお悩みなんですね。
白い歯の種類はほんとにさまざまあります。
まず保険での歯であれば審美性はそこまで要求することは難しいでしょう。
ただ5年保障と書かれているので保険外の歯ですよね。

では保険外で考えてみましょう。
白い歯の透明感というのは、実際にすりガラスのように光を通すものと、金属の上にプラスチックやセラミックを盛り足して透明感を出すものという2つに大きく分かれます。
以前の歯のある状態のときには光を通すもので作っていたけれども(たとえばE-maxなど)、ブリッジになって強度的に金属を使わないとできなかったという可能性が有ります。
(E-maxは単独ではブリッジは難しいと言われています)
そうなるとメタルボンドなど、ほかの材料での修復しかできませんが、そうなると光の透過性はなくなります。
(中にメタル、金属が入っているということは光を通しません。その金属の色を消すために様々な色を積層しますがあくまで透明感を出すだけで光の透過性は失われるからです。)
こうなると技術的に同じようなものができないということになるかと思います。
光を通すセラミックということであれば、ジルコニアセラミックを盛ったものがあるのですが、それであれば費用的にもともとの物よりも高くなるので保障対象外なのかもしれません。

色の違いは本当に微妙なものであり、中の状態、(歯がある、歯が無い、中の歯の色が濃い、薄い)によって色をそろえるのが本当に困難なこともあります。
今回どうして同じ色が難しかったのかを聞いてみてはいかがでしょうか?

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
ブリッジの場合、色を焼き付けていく操作が入り、技工士さんの腕によっても変わってきます。
ある程度は致し方ないかと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
サリ 様、初めまして。
新しい歯の色が合わなくて、ご不満の事と拝察申し上げます。

歯科治療の中で、歯の色を合わせる事は、中々難しい処置の1つです。
時に1回で合わない事があります。
既に入っている歯と、新しい歯の材質が異なる場合は、白さや、透明度に差が出やすくなります。

微妙な場合は、セメントで合着せず、仮付けで様子を見た方が無難な場合もあります。
(仮付けですと、色の修正が可能です。)

気になる点を、担当医に詳しくお話しされることをお勧めいたします。

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