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2010/01/21

5歳の息子の歯茎に膿があります。

oldhaleiwa様20歳男性
こんにちは、早速質問なのですが。5歳の息子の虫歯の治療についてです。

まず、息子が2歳半くらいのとき、前歯に小さな虫歯ができ(夜間の授乳によるもの)、歯医者さんに虫歯の治療をしていただきましたが、半年後くらいにその歯の歯茎に大きな腫れがあり、がでてきていました。
最終的には、歯が死んでいて、を取り除くため薬をいれ、クラウンをかぶせる治療をしました。

毎日、歯磨きは欠かさないのですが、5歳になった、半年前くらいにまた小さな虫歯ができました。下の向かって右の奥から番目の歯です。
半年前に簡単な虫歯の治療をしてもらいました。

ところが、最近この歯の歯茎部分も腫れてきました。今日、同じ歯医者に予約は入れたのですが、もともと、前歯のの治療ももともときちんと虫歯の菌を除去していれば前歯が死ぬこともなく、大事にならずにすんだのではないかと思っていました。

今回もまったく同じパターンなので、小さな虫歯だったのに、また神経が壊死しているのではと思いショックです。

これは、通っている歯医者さんの治療に問題があるのでしょうか?
それとも、乳歯虫歯の治療は難しいのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
乳歯永久歯(大人の歯)を比べると見た目にはわかりませんが、その硬さや、虫歯になりやすさはかなりの違いがあります。

子供の歯はとても柔らかく、そして虫歯にもなりやすいです。もうひとつの特徴が、乳歯歯髄(神経)はでかくて、ちょっと削ると神経まで達してしまいやすい、加えて言うと虫歯になった大きさが大人の歯と同じでも、大人の歯なら神経まで達していないくらいの大きさでも、子供の歯では神経まで達してしまうことがあります。

歯磨きだけで子供の奥歯の歯と歯の間の汚れまでしっかりととれるか、というと相当難しいです。フロスなどを使用せずには取ることは不可能でしょう。

それと同じように、5歳の子供のお口の中で、完全に虫歯を除菌して取り切るということもかなりの困難が伴います。先ほども書いたように完全に虫歯をとりきろうとして神経まで達してしまっては、結局、歯髄をとる処置になりますし、麻酔やその他の処置がきちんとできるかとなると難しいかもしれません。(あくまで一般論ですが、)

その歯医者の治療が正しいのかそうでないのかは、見ていないのでどちらとも言えませんが、大人の虫歯よりは難しいことは確かです。

蛇足ですが、虫歯の予防は歯ブラシも大切ですが、食生活もより大切だと考えています。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
難しい問題のひとつではあります。

特に、乳歯ですが大人の歯に比べて、神経の入っている部屋が大きく、その神経を包む固い部分が大人の歯に比べて1/3の厚みで、かつ虫歯の進行が早い場合がほとんどです。

ですので、大人の歯と同じ感覚で見ると、介入が遅れる場合があります。おそらく、この場合、歯と歯の間にできた虫歯ではないかと考えます。とすれば、特に乳歯においては思った異常に虫歯が進行していた可能性が高くなります。

また、進行していると、痛みが無くとも神経が感染してしまい、きちんと治療しても神経が感染の影響で死んでしまうことを経験します。決してショックに思わず、健全な大人の歯列を育成するため、予防を念頭に置く治療方法にシフトすることがこれから大切になります。

いろいろな予防グッズも駆使できますので、先生に相談して、その個人にあったプログラムを作ってみてはいかがでしょうか。

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
乳歯永久歯よりもエナメル質が薄く質も柔らかく、また、奥歯などは溝が深いため、虫歯を治しても再度虫歯になることもよくあります。

再度虫歯になった場合には詰めたものの下に進んでしまい、乳歯の神経は歯の大きさの割にとても大きいことから、虫歯が神経まで到達してしまうことが珍しくありません。

先生の治療にももしかすると問題があったのかもしれませんが、必ずしもとは言えないので、御理解下さい。

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