歯のお悩み相談詳細

ご相談

2015/07/27

C1、C2の虫歯はすぐに治療するべきでしょうか?

エディ様69歳男性
20歳の息子が虫歯の治療中です。
こちらの希望としては、歯を極力削らないで、可能なら「オゾン治療」とか「レーザー治療」とかで再石灰化に期待したいと思っています。
C1,C2がまだ数本未治療で、ソフトレーザーで深さを測ったところ、
(1)右下5番C1:42
(2)右下6番C2:52
(3)左下5番C2:35 という数値でした。

(1)これらをすぐに治療するべきか、経過観察するか迷っています。すぐに治療するべきでしょうか?
(歯科衛生士は「(1)、(3)は経過観察可能」と言っています。)

(2)今通っている歯科医では、治療する材料としてすべてハイブリッドセラミックで、さらに可能なものはドックスベストセメントを使用するといっています。
治療する必要がある場合、ドックスベストセメントを使わずに保険適用のハイブリッドレジンを使用しても大丈夫でしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
むし歯の治療方法のことでお悩みですね。

むし歯をそのままで置いておくかそれとも治療を行っていったほうがいいのか、むし歯の大きさだけで判断することは出来ません。
年齢から考えるとほかにむし歯がないのであれば経過観察、フッ素塗布などということもいいのかもしれません。あと口腔内のブラッシング状況、プラークの質、唾液の量、唾液の緩衝能などがどうなっているのかということを勘案してどのくらいのペースでチェックしていくといいのかというのも変わってきます。
食生活、嗜好品のことについても考えていく必要があると思います。

ソフトレーザーでの数値というのも今現状の数値だけではなかなか判断できません。
1年後にその数値が下がっていればもっと経過観察していてもいいでしょうし、例えば半年で数値がどんどん大きくなっているようならやはり早目の治療のほうがいいでしょう。
ソフトレーザーでの数値はそうやって利用するもんなんです。

ヒールオゾンレーザー、ドックベストでの治療についてはあまり詳しくないのでどれがいいとか、今すぐにしたほうがいいかなどについてもよくわかりません。

あとハイブリッドレジンというのは保険ではないのですが、その点についても状況がわからないのでコメントが難しいです。
普通のレジンということでしょうか?
保険での治療が日本では大部分だと思うので、それで大丈夫だと思われるなら大丈夫ですし、10年でだめになるのが大丈夫でないと考えるのであれば大丈夫ではないです。
大丈夫かどうかという質問も基準が非常にあいまいで、答えにくいです。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> (1)これらをすぐに治療するべきか、経過観察するか迷っています。すぐに治療するべきでしょうか?
> (歯科衛生士は「(1)、(3)は経過観察可能」と言っています。)

経過観察も、処置の一つだと思っています。
ただし定期的な観察が必要です。


> (2)今通っている歯科医では、治療する材料としてすべてハイブリッドセラミックで、さらに可能なものはドックスベストセメントを使用するといっています。
>治療する必要がある場合、ドックスベストセメントを使わずに保険適用のハイブリッドレジンを使用しても大丈夫でしょうか?

充分大丈夫だと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
エディ 様、初めまして。
お子様の虫歯の治療でお悩みの事と拝察申し上げます。

現在の虫歯に対する考え方は
1.従来のC1といわれる虫歯の多くにCO(シーオー:caries obserbasion:要観察歯)が含まれている場合があります。
 この場合は極力削らず、フッ素の応用、正しい歯磨き、PMTC、食生活指導で対応します。
2.C1の多くにも、削らず COと同じ方法で対応できる場合があります。
3.C2は削って充填する必要がありますが、必要最小限の切削に留める方向にあります。

ドッグスベストセメントヒールオゾン法等は、厚生労働省の薬事の認可が下りていません。
科学的根拠がまだ立証されていません。

歯科医院を探す

全国約68,000件の登録歯科医院より、お住まいの地域や治療内容にあった歯科医院を検索できます。

虫歯に関するお悩み相談

お口の悩みを歯科医師に相談する

ログイン 歯の悩みを相談 歯科医院を検索