基本的には金属と
レジン(プラスチック)は化学的に接着、もしくは結合することはありません。
ではどうして張り付けているのかということですが、金属に小さな凸凹を付け、それにかますという機械的嵌合によって引っ付けるということをしています。
したがって時に外れることがあります。
そしてその場合ですが、できるだけ応急的に
レジンを再度つけることをするのですが、やはり基本的には付きにくいというのが現状です。
(そのあたりのノウハウは歯科医院、もしくは歯科医師によって結構差があります。そこが
保険診療で費用は同じだけれども競争原理の働くところです。)
ブリッジの場合、その場所にもよりますが、6本つないでいるということであればそれをやり直す必要が生じます。
保険ではというよりも
ブリッジという処置は、何かトラブルがあった場合その全部をやり直す必要があるというリスクを持った処置です。
これは避けようがありません。
もしそのリスクを最小限に抑えたいというご希望であれば、今であれば
インプラントなどの単独の
補綴処置というものができるようにはなってきています。
(ただそれは日本の場合、
保険ではカバーされていません。)
世界中で、新しくよりよい医療が行われるようになってきていますが、日本ではたとえやり直すことになってもその方がコストが安い、より良いものをということなら
保険外でというシステムで医療が行われています。
6本やり直してもそれは
インプラント1本のコストよりも安いので、そうなっているというのが医療費削減ということを第一に考えている日本のシステムです。
そういったことをいろいろと考えてもらって、今後の治療について考えてもらうとうれしいです。