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授乳と乳歯の虫歯について

みー様44歳女性
はじめまして。2児の母のみーといいます。
7ヶ月になる乳児の虫歯について教えてください。

現在、下の子供(7ヶ月)が、授乳中(完全母乳)です。上に3歳の子供がいることと住宅事情で、夜泣きした時などに、まだ、夜間授乳を止めきれていない状態です。夜間授乳していた、甘いものはあまり食べない、上の子が最近虫歯になったことで、「夜間授乳って乳歯に悪いのかな。。。」と思い始めています。

そこで、ご質問ですが、乳歯虫歯と授乳(特に夜間授乳)について

 ・夜間授乳は、歯のことを考えるとどのタイミングまでに止めた方が良いか?
 ・やむを得ず、夜間授乳する場合、歯のケアで気をつけた方が良いことについて教えてください。

お手数ですがご回答をよろしくお願いします。

名越 充 先生からの回答

大阪府
名越歯科診療所
名越 充先生
授乳が悪いのではなく、汚れた歯をそのままにしておくことが原因です。

甘いものはなるべく避け、食べた後は歯を磨く、もしくは濡れたガーゼなどできれいに拭くように心がけてください。
そうすれば、おっぱいを続けても虫歯が増えることはありません。

 これから3歳ぐらいにかけては自我が発達し、様々なことに関心を持ち、挑戦していく時期です。
また、この時期は脳の発達がめざましく、驚くことや嫌なこと、嬉しいことなど様々な刺激を心に感じます。夜泣きは脳の発達に伴う反応とも考えることができます。このようなときには不安やストレスを感じていますから、その不安やストレスに対して、おっぱいは子どもの心を安定させる役割を果たすのだそうです。

お母さんとおっぱいを通じてつながることで安心感をもらい、また新たな挑戦
ができるのではないでしょうか。

 あまり長い間母乳を飲むこともお勧めできませんが、今すぐに止める必要はありません。一般には、1年から1年半頃に徐々に断乳できればよいと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
・夜間授乳は、歯のことを考えるとどのタイミングまでに止めた方が良いか?
 お母さんの体のことも考えれば、無理やりやめる必要もないのではないかと考えます。徐々に夜鳴きも収まってくるはずです。年齢時期を考えればあまり心配する必要はないのではないでしょうか。実際うちもそうでした。

・やむを得ず、夜間授乳する場合、歯のケアで気をつけた方が良いこと
母乳に関しては問題ないと思います。また、離乳食を始めるころから乳歯の歯をコーティングしていた皮膜が壊れて虫歯のリスクにさらされると認識しています。もともと幼児の口の中には、虫歯菌はほとんどいません。
大事なことは1,5歳から3歳までの時期を「感染の窓」といいまして、この時期に虫歯を持った大人から口移しなどで食物を与えられて虫歯菌が子供の口の中に生着しないように気をつけることのほうが大事です。ここを乗り切れば、虫歯になりにくいお口ができるはずです。
あとは、フッ化物を大人も使用すること。ほんの微量のフッ化物を、歯磨きなどで使用することが家庭でできる最善の予防だと考えています。ただ、つばの吐けない子供たちには使用に関して、歯医者さんとよく相談してください。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
ご質問の内容はよく分かります。
次の2点についてお答えします。他の回答とは少し意見が違うかもしれません。戸惑われないで、ご自分の生活環境の中で無理のない方法でなさってください。

・夜間授乳は、歯のことを考えるとどのタイミングまでに止めた方が良いか?
・やむを得ず、夜間授乳する場合、歯のケアで気をつけた方が良いこと

1.私は夜間授乳は必要のある場合はタイミングをあまり意識しないでなさって良いのではないかと思っています。

2.歯のケアについてお母様方はいろいろとご苦労なさっているようですね。「一日3回、食後3分以内に必ずすること」という歯科医もたくさんいます。しかし、子供は他人(たとえ母親といえども)から口をさわられるのはいやがるものです。その時に「子供に虫歯を作らないために、絶対にしなければ」という思いから、無理に口を開けさせて歯を磨くことは、後々歯磨ききらいの子供を作る可能性があります。

それよりは、お風呂に入ったときにお母様が楽しそうにご自分の歯をリズムをつけたり、歌ったりしながら歯ブラシを使っていると子供はその歯ブラシを取りに来ます。その時に歯ブラシをわたしてあげてください。おもちゃの一つにしてしまうことです。上の3歳のお子様もご一緒にしてあげてください。そして、歯を磨くことが楽しくなれば、朝起きたときにやはり笑顔で一緒に歯ブラシ運動のようなことで遊びの一つにしてみてください。歯科医師が、そのための歌などを作っています。子供は楽しいこと以外は強制してもしません。歯磨きがいかに楽しいかという環境を作るように努力してみてください。

食事については甘いものをあまり与えないように努力なさっているようなので大変良いと思います。それ以外に、和食 私たちの先祖が食べていた食事は、「均整のとれた身体をにして、ミスユニバースを作り出すためにも和食がよい」と最近見直されてきていますが、歯のためにも和食はとても良いものです。生活の中で「絶対にこれでなければ」と思って子供を育てるのではなく、できることをできるように、そして子供の良いところをいつも探し出してそのことをほめるようにして育ててあげてください。良いお子様がそのまますくすくと育つように願っています。

山田 恵子 先生からの回答

宮城県
やまだけいこ歯科クリニック
山田 恵子先生
みー 様

ご相談ありがとうございます。
大変残念なことなのですが、長期に授乳を続けていると虫歯の原因になることは統計的に出されています。母乳をやめる時期としては1歳半くらいまでが良いとされています。

しかし、1歳半でもすでに虫歯になっているお子さんは数パーセントみられます。虫歯予防に大切なことは、規則的な食生活を送り、甘いおやつや飲み物を制限すること、食後にきちんと歯磨きすることです。
とくに甘い飲み物(ジュース、スポーツドリンク、乳酸飲料など)は最も危険です!飲み物は水、麦茶などにしましょう。

また、夜間の母乳が続いてる場合は寝る前に徹底して歯磨きをしてあげましょう。お口の中にむし歯菌がいない状態であれば夜間の授乳でもむし歯のリスクは無いことになります。

育児は大変ですが、こどもはあっという間に成長します。
どうぞ貴重な時期を楽しみながら子育てして下さい。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
夜間授乳に限らず、だらだらと糖分の入ったものを口に含むというのは虫歯になりやすい環境を作ります。ただ、7か月と言うと歯がやっと生えてきたばかりの時期なのにすでに虫歯があるということがまず不思議です。

もしかしたら歯の形成不全、もともとの歯の形がいびつとなって出てきたものかもしれません。本当に虫歯なのかどうか、一度歯医者に見てもらって、
相談してみるのもいいかもしれません。

夜間授乳そのものは普通の育児書に書いてある通り1歳からくらいで卒乳できれば問題ないと思っています。(このあたり特に決まりはないとも書かれていると思います。)

今の時期は味覚形成期といって、いろいろな味を覚える時期です。出来るだけ砂糖などの精製した糖分を控えて、全体に大人では薄すぎるのではと思うくらいの薄味で、いろいろな味を離乳食としてあげること、これが一番大切な時期だと考えています。

藤原 慶輔 先生からの回答

藤原 慶輔
京都府
ふじわら歯科クリニック
藤原 慶輔先生
3歳での授乳はよくないです。まずそれをやめるように、母親として努力して下さい。

私の家庭の場合、夜泣きの時の子供は女性の乳首等に頼りがちですが、それを市販のおしゃぶりに移行してみるというのも一つの方法だと思います。

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
夜間の授乳だけが原因ではないかもしれませんが、大きな原因の一つになっていることは事実です。

いろんな先生のいろんなご意見があると思いますが、個人的には、できれば、離乳食が始まることから普通食になるまでの間に徐々に辞めるのが理想だと思っています。

やむをえず夜間授乳をする場合には、普通食になるまでの間でしたら、前歯位しか生えていない(もしくは生えていても加えて1,2本の臼歯)と思うので、眠ってからガーゼなどで拭いてあげるだけでも違うと思います。

まだ7カ月のお子さんということで、今から徐々にでも試みてはいかがでしょうか。

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