歯のお悩み相談詳細

ご相談

着色しやすい子供(8歳)の歯

とうはい様51歳女性
もうすぐ8歳の息子は4歳の頃より、着色しやすくかかりつけ歯科医では唾液や呼吸の問題で、この子は着色しやすいんですと研磨してくださっていました。してもしても お茶をよく飲むのでイタチゴッコです。

最近はお茶ではなく、お水(アルカリイオン水)を飲むようにさせかなり減った方ですが、それでも出来ます。

過去の相談メールを見てると ブラッシングがちゃんとできてないと書かれていて、私は欠かさず毎晩息子の仕上げ磨きをしてますし、永久歯の生えてきた今も溝なども矯正用の歯磨きなど使い分けてしています。
デンタルフロスもしようしています。それでも着色してしまいます。

息子は鼻呼吸してる方ですし どうして着色するのか・・・
奥歯などは、研磨もしにくいですし、先生も最近はあまり綺麗にしてくれません。

あまり研磨するのもいやなので、私も言わずにそのままにしています。
ちゃんと定期健診のたびに綺麗にしたほうがいいのか・・・

あまり神経質にならなくても大丈夫でしょうか?

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
小さなお子さんの着色に関しては、相談される機会は確かに多いです。

PTCなどで汚れを落とせるようなので、それを続けることで良いのではないでしょうか。それから、このお子さんのご両親がこれだけ歯に対して、意識レベルが高いことが、すばらしいことだと考えます。

ご心配はいらないと、神経質にならなくていいと私は考えます。
このモチベーションを続けていかれれば深刻な問題は起こらないと思います。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
とうはい 様

お子様の健康について大変心をお配りの様子がよく分かります。
歯の手入れについてはお書きの文面からは大きな間違いは感じられません。
後半にお書きのよう にあまりひんぱんに研磨をするのも考えものですし、神経質にならなくて大丈夫だと思います。

歯の手入れについてこれだけ細かく注意していらっしゃるので、食事についても充分気をつけていることと思います。「いまさら」と思われ ることが多いと思いますが、読み飛ばしてください。

日本古来の食事は、口腔衛生の観点からも大変良くできています。たとえば、食事の最後の方に梅干しを食べるのは、唾液の流出を促し、唾液による細菌の洗い流し効果があります。また、唾液中にはリゾチーム、分泌型IgAその他の制菌(細菌を抑制する)物質が含まれています。その他に消化酵素などがあることはよく知られています。さらに、食事の後お漬け物を食べますが、食べ過ぎると高い塩濃度のために問題を起こしますが、歯の形をよく見ると山と谷があります。その谷底の部分は子供ではとても深く、この部分からう蝕虫歯)がよくできます。食後に2切ればかり大根のお漬け物などを食べると、植物繊維で物理的にその部分をきれいにするほか、この塩濃度で生き残れるのは「ブドウ球菌」という細菌だけとされています。

この細菌は原則口の中では悪さをしないとされています。毎食後このように問題になりそうなところを、食事をするだけでリスクを少なくすることができるのが和食です。着色とは直接関係はありませんが、大根の漬け物 などを前歯臼歯(奥の歯)でよく噛むような食事をするように一度食生活を見直してみてください。

1.お子様には偏食はないでしょうか(そしてお母様にも)?
お母様に偏食があれば知らず知らずお子様はお母様のお好きでないものは口にしなくなります。

2.食事をお作りになるときには、できるだけ噛むのに硬い食材をお使いください。ゴボウ、レンコン、大根(葉っぱも一緒に)、にんじんなどできるだけ新鮮な状態で(無農薬や減農薬で有機栽培のものがあればできるだけ生に近い形で。形は不揃いで結構、曲がったキュウリでも食べるためには関係ありません。虫も食べないような野菜より、虫が入り込んで食べたくなるような野菜をお選びください。)。これらは自浄作用が期待できるので、食べながら歯を磨いてくれます。最近ミカンの皮の成分が天然の洗剤として注目しています。
果物もできるだけ皮ごと食べられるようなものを選んで丸かじりできるようにしてあげてください。

3.海のもの、畑のもの、山のものを旬の時期にまんべんなく食べるようにしてください。旬の時期のものは栄養価が高く、味が良く、値段も手頃で豊富に出回ります。日本は四季それぞれに異なる食材があります。それらをまんべんなく食べることで必要な栄養は与えられます。
また、栽培をしない動物は、その時々のものを食べ、歯ブラシもしないのですが、口の中の病気も少ないのです。雪の積もる冬などは木の根っこをかじります。結果的にはこのような食材が自浄作用をしてくれています。

4.食材は私たちにその命を提供してくれています。
捨てる部分を出さないような調理を考えてください。お魚は頭からしっぽまで。小さな魚は全部を食べられるような調理を。切り身で売っている魚は、調理した店の裏には頭と骨としっぽがあるはずです。できればこれをもらってきて、中くらいの骨ならこんがりと焼いて骨せんべいにしておやつにしてあげてください。私の子供時代は、ウナギを買ってくると必ず骨を一緒に包んでくれていました。母親がそれをこんがりと焼いて、おやつに食べさせてくれました。とてもおいしかったのを覚えています。もっと大きな骨なら、出汁を取ってください。出汁を取った後は乾燥して、グラインダー(細かく破砕するコーヒの豆ひきのような器械があります)で細かくしてふりかけにしてください。
このときに他に考えられる食材も一緒に細かくして、少し塩などで味付けをしてあげてください。食事をいただくときには「あなたの命を私の命にいただきます」という心で「いただきます」と声を出してから食べるといいですね。
フランス料理の野菜スープは、野菜の「へた」の部分や、調理して皿に盛らない部分を捨てないで炊き込んで作るので「本来のフランス料理にはほとんど生ゴミは出ない」と聞いたことがあります(真偽のほどは確かではありませんが)。このような心が健康を守るには必要と思います。

本題からは脱線しましたが、このようなことを今思っています。
歯を磨くこともとても大切です。しかし、特に現在のように食材が柔らかくなり、自浄作用が少なくなった今、もう一度野生の動物や、歯ブラシのない時代の人々がどうしていたかを考えて、自然な状態で健康を保てるようにしてあげてください。
今までどおり歯ブラシを続けながら気長くおおらかに育ててあげてください。

お子様の健康な成長を楽しみにしています。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
お茶などの飲食物による着色であれば、そんなに気にすることはないと思います。唾液の質、体質的なもので着色しやすい方はときどきおられますね。

少し気になったのですが、歯磨材はどのようなものをお使いでしょうか?

研磨材の粒子の入っていないものから、歯を白くする、と言ううたい文句の研磨材の粒子の粗めのものまで様々な歯磨材が売られています。
こういった着色をされる方で、歯磨材は使用していないという方が結構おられます。

もしかして使っていないのであれば、着色が気になってきたなと思った時だけ歯磨材を使用して落とす、くらいにするとよいかもしれません。

歯磨材の研磨材も毎日粗めのものをしっかり使い続けると良くはありませんが、何事もちょうど良いころあいで使えばいいと思います。

良い方法が見つかればよいですね。

山内 美香 先生からの回答

東京都
白金山内歯科室
山内 美香先生
着色自体が、歯に悪い影響を与えることはありません。
唾液の性状や体質により、着色しやすいのかもしれませんが、
あまりこだわりすぎて、歯質を研磨しすぎてもよくありません。

感じていらっしゃるとおり、あまり気になさらないほうがよいのではないでしょうか。

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
結論から申しあげますと、個人的には着色は特に気にする必要はないと思っています。

ただ、今よりつきにくくしたいということであれば、むやみに歯を研磨剤の強い歯磨き粉などで磨かず(歯に傷がついてさらに着色しやすくなります)、歯の表面を滑沢にするような歯磨き粉を使ったり、歯科医院で施術してもらえる方法もありますので、一度かかりつけの歯科医院さまでご相談されてはいかがでしょうか。

名越 充 先生からの回答

大阪府
名越歯科診療所
名越 充先生
お子さんの歯を大切に考えケアをされているにもかかわらず、期待する結果になっていない現状では心配のことと存じます。

まず、かかりつけの先生が唾液と呼吸に言及されているとのことですが、唾液の成分とある種の細菌の分泌物により一度着色するとなかなか取れないものがあります。

呼吸については、口呼吸により着色のリスクは高まります。
お話では、お子さんは鼻呼吸されているとのことですが、寝ている時は如何でしょうか。

もし、寝ている時に口をあけているのであれば、着色だけでなく他の口腔内の疾患のリスクも高くなりますので、一度口腔外科か耳鼻咽喉科を受診されてもよいかと思います。

また、矯正用の歯磨きも利用されているとのことですが、お子さんは、すでに矯正の治療も始められているのでしょうか。

矯正適応の口腔環境であれば、ご存じのように着色等のリスクは高くなります。

さらに4歳頃から急に着色しやすくなったとのお話からすると、その4歳前後に何度も高熱が出たり、よく嘔吐されたりしなかったでしょうか。
家庭環境で出来ることはきちんとなさっているご様子ですので、他の要因について一つずつ検証していくことが、解決には必要かと思います。

永久歯が生え始めの頃はいわば生まれたての赤ん坊のようなものですから、過度な歯磨きや研磨はお勧めできません。
定期健診の時、十分な口腔内のケアを希望されれば如何でしょうか。

鈴木 淳一 先生からの回答

北海道
医療法人社団SPLUS すずき歯科クリニック
鈴木 淳一先生
こんにちは。

着色は気にしなくても大丈夫ですよ。
着色したからと言ってそこから虫歯になりやすくなることは有りません。

どんなにきれいに歯ブラシしてもつきますよ。

歯医者さんで研磨してもらえばキレイになりますから心配なく。^^

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