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2015/01/23

顎が小さく抜歯が必要だが非抜歯で矯正中。後戻りが不安。

たかまさ様32歳男性
相談失礼します。

23歳男です。
現在非抜歯での矯正をしています。
首の張りや捩れ、体の歪み、顎のずれや顔、口元の歪みなどがあり現在の歯医者に行き始めました。
顎関節専門治療とある歯科医です。
口腔外科ではないです。
院長がいて、矯正の専門医がいます。
レントゲンなど色々診断した結果、「歯が倒れていて歯列が極端に狭い。また噛み合わせが深く顎の回旋もある。」と言われました。
前歯が凸凹していたりしましたが抜歯をするとさらに歯列が狭くなり噛み合わせも深くなる、また不定愁訴も酷くなるから非抜歯歯列を拡大したほうがいいと言われました。
現在下の歯を起こすために下だけにワイヤーを巻いています。
始めて半年ですが、並んではきてますが、奥歯は完全に起き上がらないと今更言われました。
また右側の歯列が特に倒れてます、上下共に。
自分の考えとしては口が左に歪んでるから頬肉に歯が押されているのではと考えてはいますが。
ちなみに中学の頃に一度違う歯医者で非抜歯で矯正したことがあります。
見事に悪くなりました。
斜めに埋まって親知らずが生えていたりしていました。

今回の矯正では親知らずはすべて抜いてます。

後戻りなどしないのか聞いたら正しい位置で噛めるようになるし、親知らずも抜いたから後戻りは大丈夫だろう、とのことです。
顎も小さく抜歯が必要な歯並びで非抜歯歯列も狭い。
ちなみに口元もでています。
寝起きなど口が乾燥していることがほとんどです。
院長はいい歯だから抜きたくない、とかも言っていましたがそういう問題でもない気がします。
拡大して本当に後戻りなどしないのでしょうか?
ワイヤー前に一年間上下プレートで拡大しましたが、下にワイヤーを巻き始めてから何もしてない上の歯は確実に歯列が狭くなってきてます。
また、歯列の拡大などで首の張りや不定愁訴は良くなるのでしょうか?(鼻づまりなど)
歯並びよりもそちらを治したく今の歯医者に通い始めましたが。

このまま非抜歯でもいいのでしょうか。
とにかく歯列が狭いです。(特に右側)
口元の歪みや体の歪みなども治るといってますが大丈夫なんでしょうか。

宜しくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
実際に検査審査診断をした先生が決めた処置方針なので、見ていないわたしがこうしたほうがいいということは言えませんが、なんとなく抜歯をしての矯正はより悪化させてしまうであろうと想像します。
何が?といわれると難しいのですがいろいろな癖がありそうな気がします。
鼻が悪いということですが、口で呼吸をしていませんか。
そういう方はあごが細くなり歯列が狭くなります。
上顎はどんな形でしょうか?
平べったくはなく上のほうにとんがっていませんか?
水や物を飲み込むときに舌を前に出す癖はないですか?
舌打ちを大きな音で出来ますか?
舌を丸めることができますか?
お口を閉じた時に舌の先は下の歯の裏側にないですか?
ストローで水を吸う力が弱くないですか?
うつぶせ寝で寝ていませんか?もしくはほっぺたを枕にくっつけて寝ていませんか?
お口を閉じているとき、何かに集中しているときに上の歯と下の歯が触れていませんか?

矯正でワイヤーによってかける力はそれこそ数グラムから十数グラムです。
ところが舌やほっぺた唇の力は数百グラムです。
癖によって今の口腔内が出来上がったのだと考えると、歯をいい位置にしても後戻りをする可能性、並びきらない可能性などが出てきます。
抜歯のほうがいいと思うのですがそれだと歯列の長さが足らないという状態も考えられます。
(そのために奥のほうが起き上がるスペースが作れない)

筋肉のトレーニングなどについても積極的に質問して、いいなと思うことをどんどん取り入れて自分で歯列も直していこうとしてみましょう。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
たかまさ 様、初めまして。
矯正中の経過がご心配のことと拝察申し上げます。

実際にたかまさ様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、問題点を整理してみましょう。

1.不定愁訴の問題
 首の張り
 口元の歪み
 体の歪み
 鼻づまり
 口の乾燥
2.非抜歯の矯正治療
3.後戻りの心配
4.歯列咬合所見
 顎が小さい
 歯列の狭窄
 歯の傾斜  
 過蓋咬合
 前歯部の叢生
等でしょうか。

上記の症状は、生まれつき自然に発症する事は、まず殆どありません。
生まれた後の、生活習慣が、殆どの原因です。
原因を除去、改善しなければ、必ず再発致します。

原因
1.態癖
 睡眠態癖(うつ伏せ寝、手を添えて横向き寝等)
 両手頬杖、片手頬杖
    
 歯列狭窄、歯の傾斜、顎のズレ、前歯部叢生過蓋咬合等は、態癖が殆どの原因です。

2.口呼吸
 口の乾燥、の原因です。鼻づまりを、耳鼻科で治療しましょう。
 態癖があると、下顎が後方へ回転して、気道(気管)が狭くなります。
 そのため口呼吸になりやすくなります。

3.下顎のずれ
 下顎がずれますと、体の姿勢が狂ってきます。

4.抜歯をするか、非抜歯にするかは、
 1)頭部レントゲン規格写真(正面・側面)
 2)歯型
 3)顔面写真
 4)口腔内写真
 5)歯周組織の状態
 等をコンピュター分析により決めます。

以前と比較いたしますと、近年は、抜歯よりも非抜歯の割合が少し増加傾向にあります。

5.後戻りの問題
 1)保定装置を2〜3年間はしっかり使う。(サボると必ず戻る)
 2)態癖の完全禁止

簡単ですが、以上が問題点と対策です。

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