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ご相談

2014/12/21

歯周病の治療で歯に穴を開けられ不安です。

ケロロ様54歳男性
時々、神経を抜いて銀歯になっている左下の奥歯が痛んでいました。
その内側の歯茎にぷくっと腫れている個所があったため、歯医者にて受診しました。
レントゲンをとり、その個所で歯周病が進み、歯の下が空洞になっていると説明を受けました。
模型も使い、この中の部分をきれいにできれば治りますと丁寧に説明を受けました。
その後治療が始まり、口をゆすいで舌で触ったところ、奥歯の内側と外側に穴があけられていることがわかりました。
正直なところ、歯に穴があけられたのがショックで、茫然となってしまいました。

おそるおそる、この穴はいつかなくなるんですか? と聞いたら、ずっとそのままですと答えられ、食べ物がつまったら?と聞いたら、膿んでしまうのでそうならないようにしてくださいと言われました。

その後、看護婦さんからブラッシングについて説明しますと言われ、自分で血だらけの歯の穴に歯間ブラシをいれることになりました。
(気が動転してるやら、恐怖やらで、内心、パニクっていました)
だめもとで、一生、このままなんですかね?と聞いたら、そうです、との答えでした。

説明を受けていますし、自業自得だとは思うのですが、これから食事をするたびに穴のことを気にしていくのかと思うととても気が重いです。

最後に次の予約を決めてくれと言われ、次は何をするのか聞いたら、歯垢の除去と他の歯の歯周病の検査を行うといわれました。

ネットでも評判のいい歯医者なので疑う余地はないと思うのですが、個人的にトラウマになってしまい、予約をキャンセルしてでも他の歯医者から話を聞いたほうがよいのかと悩んでします。

本当にこの方法しかなかったのか、穴をずっと気にしていかなければならないのか。
他の歯医者で話を聞いてみるべきか、次もここに行くべきか、ご指導いただけるとありがたいです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
想像でしかないのですが、歯の二股に分かれている根っこの分岐部のところが腫れたという状態ではないかと思います。
分岐部病変は基本的には治すことが非常に困難です。
言われたとおり、掃除をしやすく形態を修正して、歯間ブラシなどで清掃をしていくという方法しかありません。
もしくはいっそのこと抜いてしまってブリッジインプラントにしてしまうという方法も考えられますが、いきなりそうするのももったいないと思われます。
なので出来る限り、今の現状を維持するために今回のような処置を行ったということです。

考え方としては二股に分かれた根っこをそれぞれ1本1本の歯として考えて、その間は隣の歯同士の状態となるので清掃してやるということです。
ただどうしても深い位置に分岐部があるので清掃しにくく、また根っこの露出があるので虫歯にもなりやすいです。

今となっては現状をいかに維持するかということが最大の課題なので、頑張って清掃していきましょう。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
歯の床下部分の骨が無くなってしまった状態ではないかと思います。
治療方針としては間違っていないと思います。
またこの部分ですが、一番最初に噛む力がかかる歯ですので、様々な症状が出やすいと思われます。
きちんとケアすることで長持ちさせることができると思いますので、現状維持がいいのではないかと思われます。

穴が開いているという考え方ではなく、汚れを取るための道というふうに考えてはいかがでしょうか。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ケロロ 様、初めまして。
歯周病でお悩みの事と拝察申し上げます。

実際にケロロ様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、文面より推測致しまして、「奥歯の内側と外側の穴」は、歯根分岐部病変でないかと思われます。
頻度的には、よくあります。

もしそうであれば、これは、むし歯による穴とは異なり歯周病の進行による歯茎と骨の退縮による隙間(空間)です。

隙間が小さければ、再生療法等の対象になる場合も有りますが、大きければ、
1.歯間ブラシによる清掃
2.定期健診でクリーニングをしてもらう
等で、共存して行く事になります。

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