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2014/12/08
根(神経)の治療 治療方法

根の中に折れた器具が残っていて痛む。抜歯しかないですか？

なおみ様42歳女性
子供の頃、右下6番の歯が虫歯になり親の通う歯医者で治療をしてもらい神経も取り、削って銀のかぶせものをしていました。
成人して親知らずの治療の為、違う歯医者に通うようになり、銀は目立つからと白いかぶせものにしてくれました。
治療費はさほど高く無かったと思います。

その治療から5、6年経ち関西に引越してその詰め物が欠けたので新しい歯医者に通うことになったのですが、その6番の歯の根っこのところに器具が折れて残っていると告げられました。
痛みが無ければまた銀のかぶせものにする(保険適用内の為)予定だったのですが、ここ3日ほど急に痛みだしたので相談したところ、歯茎はそこまでの痛みが出るような異常は無いので痛みがあるということは根っこのところが膿んでいるのかも、とのことでした。
レントゲンでも確かに根っこの器具が(3mm程)残った根っこの部分が少し溶けて欠けている(影がある)ようにも見えました。

取り除くのはほぼ不可能とのことで、この歯の寿命は長くないと初めに言われていたのでショックだったのですが、それが原因だと治療方法としては抜歯しかないのでしょうか。
まだ32歳なので極力永久歯は抜きたくないのですが。

よろしくおねがいします。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
根っこのほうが痛むんですね。
根っこのほうに器具が残ってしまっているのは好ましいことではありませんが、必ずしもそれだけが原因で痛むというものではありません。
（すでに何年も大丈夫だったわけですから）
もちろん取り除くことができるのであれば取り除いたほうがいいですが、一番大切なことは根っこの管の中をいかに無菌的にできるかということにつきます。
もちろん100パーセントの無菌ということは人間の体の中のことなので不可能なんですが、ある程度以下にまですることができれば、ほぼ症状は治まります。
（いわゆる根っこの治療というものはすべてこのような方法で行っています。）

なので基本的には再度根っこの治療を行う、できれば残った器具をとる、それがダメであれば外科的な療法、歯根端切除(歯根端切除術)や、その根っこだけを抜くヘミセクション、いったん抜いた歯を外で処置をして再度埋める再植、というような治療方法が考えられます。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
方法はいくつかありますが、まずは歯内療法専門医のところでトライしてみるか、2本ある根の半分だけ抜歯するか、歯肉の外側から悪い部分だけをとるか（この方法はかなり難易度が高く出来るかどうかはわかりません）、あとは、多少時間がかかるかもしれませんが、横道を時間をかけてつくり消毒するかです。

船津　三四郎　先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津　三四郎先生
なおみ 様、初めまして。
6番の根管内異物が御心配の事と拝察申し上げます。

なおみ 様の様な事例が時にあります。
対応と致しましては、
1．ヘミセクション
　悪い歯根のみを抜歯、他の根は残す

2．抜歯⇒悪い歯根尖部を切除⇒再植術（再び骨に戻す）固定

3．ヘミセクション⇒悪い歯根尖部を切除⇒再植術

等があります。
ただし、全ての6番に適用出来るとは限りません。

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