歯のお悩み相談詳細

ご相談

歯の中にチタンの心棒を通す治療は身体への負担は少ないですか?

まるこ様52歳女性
初めて相談させていただきます。

当方、6年に及ぶ矯正治療により激しい歯根吸収を起こしており、上の前歯6本が既にグラグラです。
大きなブラックトライアングルも全ての歯間に出ていて、空気が漏れるので話し辛い事もあります。
主治医からは、申し訳ないがインプラントブリッジしかないと言われてしまい、ショックで仕方ありません。

どうしてもインプラントに抵抗があるので他の歯医者さんにも相談に行くと、歯の中に心棒を通して固定するやり方もあると教えていただきました。
インプラント同様、チタンの釘のようなものを刺すとの事ですが、そのようなやり方は初めて聞くのすが、インプラントよりは身体への負担が少なく済むものなのでしょうか?

それと、歯茎再生医療と言うものも他者から聞いたのですが、現在どの程度まで技術が進んでいて、有効な結果が出ているのでしょうか?

このところ毎日、歯の事ばかり考えて気の重い毎日です。
どうか情報をいただけますようお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> インプラント同様、チタンの釘のようなものを刺すとの事ですが、そのようなやり方は初めて聞くのすが、インプラントよりは身体への負担が少なく済むものなのでしょうか?

昔、歯内骨内インプラント いうものがありましたが、いい結果が得られたということはあまり聞いたことがありません。


> それと、歯茎再生医療と言うものも他者から聞いたのですが、現在どの程度まで技術が進んでいて、有効な結果が出ているのでしょうか?

外傷性咬合によるものの場合などには有効な場合もありますが、歯根吸収に対しては適応でない気がします。
手術をする分、余計に歯根吸収が起こってしまうような気がします。

TCHはないでしょうか?
もしあるなら改善をするようにしてみてください。
それ以外には基本的にいい方法を思いつきません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
再生療法ですが、おそらく骨の再生と歯肉移植(歯肉移植術)のことではないかと思います。
歯が存在する場合ですが、完全に元に戻ることは難しいのかと思います。

チタンを歯に通すお話ですが、現在のインプラントの前に行われていた方法で、歯内骨内インプラントのことではと思われます。
歯冠歯根比の改善(たとえば通常歯肉から出ているエナメル質部分を1とした場合、その下にある根の部分を2の長さにして歯を安定させることのように考えてください。)に、私自身使用したことがあります。
ただ経過はあまりよくなかった記憶があります。
現在はどうなのか正直わかりません。

まずは矯正を早急に終了させ、固定して経過を見るなどの処置が必要になります。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
まるこ 様、初めまして。
歯根吸収、並びに歯の動揺で、お困りの事と拝察申し上げます。

日本人の成人の歯周病の罹患率は、程度の差はあれ、80%以上と言われております。
従いまして、成人矯正の場合、歯周病の疑いが少しでも有れば、
1.矯正治療前に徹底的な治療
2.矯正治療中の管理
3.メンテナンス
が重要になります。

1度、大学病院歯学部の歯周病科、或いはお近くの歯周病専門医に診て頂く事をお勧め致します。

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