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2014/10/28

虫歯にプラスチックを塗り治療する方法があると聞きました。

聖様64歳男性
前歯の隙間にC1虫歯が3ヶ所あります。
数年前からの歯科医にはまだ削って治療する必要がないと言われていて…私も同じ意見でした。
それは50歳にして歯の本数も22本程と少なくなり削らずに歯を少しでも長持ちさせたいからです。

ある日のこと、ある歯科衛生士のご主人よりそこを見て削らずに(簡易かもしれませんが)プラスチックを塗り治療する新しい方法があると聞き、見た目も良くなりまた少しでも虫歯の進行が遅くなるのではと考え、数件の歯医者を回りました。

しかし、その治療は歯茎に悪影響だから出来ないとか、歯の隙間が多い方の治療でこの場合は出来ないとか、削って通常の治療しかやっていないとか、どこもその治療の詳しい話は聞けませんでした。
やはり新しい治療で広まってないのでしょうか?

何卒、素人にわかる様なご意見を頂けます様よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
少し前(2、3年くらい前)に話題になった方法で、フッ素徐放性のレジンで歯の表面をコーティングするような方法が紹介されていたような気がします。

では、何故あまり一般的にではないのかというと、単に保険外診療になるからです。
確か材料だけでも2万円くらいの材料で、実際処置をするとなると4万円5万円は最低かかる処置となると思います。
もちろんそれをすれば必ず虫歯にならないというものではなく、フッ素塗布と同じようにあくまで予防なので虫歯があるとわかっている上にコーディングしてもその効果はしれていると考えられます。
そうなるとコストの割にその効果が見えにくく、よほど予防歯科を自費で行っているところ以外では扱いづらいという処置となります。
その効果を証明するためには虫歯菌の量や細菌検査をその処置の前後に調べてこういう効果があったというようなことをデータとして示さないとアピールで出ませんし、その効果が証明されないからです。
もちろんその検査も一回数千円での保険外となります。

保険で削ってレジンを詰めれば数千円なのに、削らずにコーディングすると数万円です、ということであれば広まらないのはある意味当然と言えます。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
正直、特に虫歯が進行していないのなら、そのままメンテナンスをかけたほうが長持ちするような気がします。

接着した境目に汚れがつきそうな気もします。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
聖 様、初めまして。
お尋ねの文面より推測致しまして、「シーラント」の事では無いでしょうか?

発達中の小児に応用される方法です。
エナメル質が成熟した成人に応用される事は滅多にありません。

正しい歯磨きと、定期健診でチェックして行ければ、充填の必要は、無いと思われます。

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