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2014/08/21

血糖値と抜歯の関係について教えてください。

イノ様45歳男性
(1)抜歯などの際、当日の血糖値とA1cどちらを参考に可能だと判断されるのでしょうか?
またその値はどのくらいでしょうか?

(2)倒れた際に下の歯の右1〜3までを根本から無くし、数年放置で歯茎も紫になっています。
(左1も最初はぐらついていましたが、今は触ってもぐらつきません。)
保険適用可能な処置方法はどのようなものがあるでしょうか?
またその際のおおまかな費用はどのくらいになるでしょうか?

回答の方宜しくお願い致します。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> (1)抜歯などの際、当日の血糖値とA1cどちらを参考に可能だと判断されるのでしょうか?
> またその値はどのくらいでしょうか?


禁忌はHbA1cが 8%以上、空腹時血糖値が160以上はダメです。
感染等の危険ありです。


> (2)倒れた際に下の歯の右1〜3までを根本から無くし、数年放置で歯茎も紫になっています。
> (左1も最初はぐらついていましたが、今は触ってもぐらつきません。)
> 保険適用可能な処置方法はどのようなものがあるでしょうか?
> またその際のおおまかな費用はどのくらいになるでしょうか?


おそらく義歯になるような気がします。
この辺は担当の先生との相談が必要です。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
(1)
とても専門的なご質問ですね。
血糖についてはヘモグロビンA1cで判断することが多いですが、8パーセントを超えていると抜歯禁忌、7パーセント台で、危険6.5パーセント以上でやや不良、6以下ならまあコントロール良好という判断になると思います。
ただこれも絶対的なものではなくて、指で抜けそうな歯であれば血糖のコントロール不良であっても抜いたほうが逆にいい影響が出ると判断できれば抜きますし、インプラントの様な外科処置であれば、より慎重になったほうがいいという考え方の一つの指標として血糖値をつかいます。
(一般的な診療所では血糖をその場で測る機械がないので血糖はあまり参考にしませんが、病院などではもちろんそれも指標にすることはあります。)

(2)
入れ歯かブリッジですね。
入れ歯だと5000円ほどになると思います。
3番がなければブリッジは難しいと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
イノ 様、初めまして。
血糖値と歯科治療の関係についての情報をお求めの事と拝察申し上げます。


> (1)抜歯などの際、当日の血糖値とA1cどちらを参考に可能だと判断されるのでしょうか?
> またその値はどのくらいでしょうか?

血糖値の測定には、以下の2つの検査値があります。
1.HbA1c(血糖値の約2カ月平均値%)
2.血糖値(当日の血糖値mg/dl)

抜歯等の外科処置の際には
HbA1c
7%未満だと全ての外科処置が可能です。(抜歯インプラント手術、切開等)
7.5%迄は要注意
7.5〜8.0%は総合病院の歯科口腔外科で充分な管理下で実施
8.0%以上は外科処置は禁忌

血糖値
空腹時130mg/dl以下が望ましい
食後2時間値180mg/dl以下が望ましい


> 保険適用可能な処置方法はどのようなものがあるでしょうか?
> またその際のおおまかな費用はどのくらいになるでしょうか?

抜歯欠損の治療方法には以下の3通りがあります。
1.ブリッジ健康保険が適用出来る場合と出来ない場合が有り。)
2.部分義歯(殆ど全てのケースで健康保険適用可)
3.インプラント健康保険適用外)


かかりつけ歯科医院で、よく御相談下さい。

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