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ご相談

2014/05/12

C1、C2の虫歯の治療について教えてください。

heko様57歳女性
2件ご相談したい事があります。

1)
C2と診断された奥歯があります。
肉眼では黒い斑点が点在するように見える程度で、歯が陥没しているわけでもなく痛みや冷水がしみたり等の自覚症状は全くありません。
C2とあれば削って詰め物をする処置を受けた方がよいでしょうか?


2)
C1の虫歯に関してですが、知人から(専門家ではありません)ごく軽度の虫歯なら歯を削らずに薬を塗って治す方法があると聞きました。
そんな治療法が実際にあるのでしょうか?
あるとしましたら、その治療法の長所、短所も踏まえて仔細をお聞かせください。

よろしくお願い致します。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 1)
> C2と診断された奥歯があります。
> 肉眼では黒い斑点が点在するように見える程度で、歯が陥没しているわけでもなく痛みや冷水がしみたり等の自覚症状は全くありません。
> C2とあれば削って詰め物をする処置を受けた方がよいでしょうか??

あくまで、私見としてですが、いわゆるエナメル質の中にとどまる虫歯であれば、予防をかけつつの経過観察も可能かと思います。
象牙質に達するものであれば、積極的に虫歯を取り詰め物をするのも必要になると考えています。
虫歯が達しているのはどの程度かの判断が必要です。


> 2)
> C1の虫歯に関してですが、知人から(専門家ではありません)ごく軽度の虫歯なら歯を削らずに薬を塗って治す方法があると聞きました。
> そんな治療法が実際にあるのでしょうか?
> あるとしましたら、その治療法の長所、短所も踏まえて仔細をお聞かせください。
> よろしくお願い致します。

C1虫歯ですが、基本的にエナメル質虫歯です。
軽度なものであれば、フッ化物や予防により再石灰化することも考えられます。
担当の先生と相談の上、方針を決めるといいと思います。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 1)
> C2とあれば削って詰め物をする処置を受けた方がよいでしょうか??

C2ということであれば通常は処置を受けたほうがいいと思います。


> 2)
> C1の虫歯に関してですが、知人から(専門家ではありません)ごく軽度の虫歯なら歯を削らずに薬を塗って治す方法があると聞きました。
> そんな治療法が実際にあるのでしょうか?

COという状態であればあります。(ごく軽度のむし歯というのはCOのことだと思います。)


> あるとしましたら、その治療法の長所、短所も踏まえて仔細をお聞かせください。

フッ素を塗ったり、しっかりとしたプラークコントロール、食生活の改善、その他できる限りの予防処置をしていくことで初期のむし歯が治っていくという現象です。
なので特に短所という短所はありませんが、きっちりとした管理が難しいということが言えます。
長所はもちろんむし歯を削って治す必要がないということに尽きると思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
heko 様。

以前は、むし歯はC1C4に分類されておりましたが、近年、CO(シーオー)の概念が採用され、従来C1と診断されていたむし歯の多くがCO(要観察歯)に該当するようになりました。

着色のみのCOの場合は、削り急がないで、歯磨きを励行し、経過を観察します。
御心配の場合は、セカンドオピニオンで、他医の診断を受ける事も選択肢の1つです。

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