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ご相談

2014/01/17

顎関節症と睡眠時無呼吸の関係について教えてください。

niko様52歳女性
質問がいくつかあります。
どうぞよろしくお願いします。

物を噛んだときに歯の痛みがあり歯医者さんに行ったところ、顎関節症と言われマウスピースを作り、半年間使用しました。
歯の食いしばりがひどく、日中は自分でコントロールし、夜間のみマウスピースを使用していました。

半年使用した今、歯の痛みだけでなく噛みづらさ、かみ合わせのズレが出てきてしまい、マウスピースの使用をここ5日ほどやめてみました。
そうしたら、歯の痛みがさらにひどくなり、やわらかい物しか食べられなくなってしまいました。
これは一時的なものでしょうか。
もう少し、マウスピースを続けるべきでしょうか。
このまま使用をやめた方が良いでしょうか。

また、マウスピースを使用する前のことなのですが、睡眠時に呼吸が苦しくなって目を覚ます症状が毎晩1〜2回あったのですが、顎関節症マウスピースを使用してからは、その症状がなくなっていました。
私は舌が少し大きめで仰向けで寝ているときに、のどに落ちてしまっているのではないかと自分で思っているのですが(予想です)、マウスピースをしている間は目を覚ますことがほとんどなくなりよく眠れました。
ですが、この5日間マウスピースを外したら、無呼吸のような症状でハッとして起きることが数回ありました。

顎関節症と睡眠時無呼吸の関係はあるのでしょうか。

歯の痛み、顎関節症食いしばり、睡眠時無呼吸、少しでも(どれか1つでも)改善したくて相談しました。
どうぞよろしくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 顎関節症と睡眠時無呼吸の関係はあるのでしょうか。

関係あると思います。


> もう少し、マウスピースを続けるべきでしょうか。
> このまま使用をやめた方が良いでしょうか。

ただ一言でマウスピースといってもその使用目的、咬合の与え方、などがいろいろあり、睡眠時無呼吸の時にはめるようなマウスピースもありますし、ソフトタイプのものもあります。
なので続けて行ったほうがいいのかどうかに関しては、きっちりと検査してどういう目的で使うのかを考えて使うものであり、ネット上では答えることができません。

昼間のコントロールというのはTCHのコントロールということでいいのでしょうか?
もしわからなければTCHで検索してくださいね。
安静に、噛まないようにしていれば、歯に痛みが生じるとしたら局所の原因ということになるのでそちらも精査してもらってください。

稲澤 陽三 先生からの回答

稲澤 陽三
長崎県
稲澤歯科医院
稲澤 陽三先生
無呼吸と顎関節症との関連は薄いです。

話の内容からして、やはりマウスピースの継続が望ましいようです。
かみ合わせのずれ?等有れば再製作も考慮して下さい。

また歯の痛みなどがあれば虫歯歯周病の検査も必要です。
今使用中のマウスピースと無呼吸用のマウスピースは構造が違いますが、今ので改善できていればそのまま使用して下さい。

確かに舌が大きいと喉にやや沈下していびきや無呼吸が生じる事が有ります。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
顎関節症と睡眠時無呼吸症はできれば別物と考えたほうがよいと思います。

まずマウスピースをしていて、睡眠が楽になったことを考えますとおっしゃる通り舌がのど方向に沈下した可能性が高いと考えられます。
なのでそれ専用の、マウスピースを作成したほうが賢明かと思います。

また顎関節の症状ですが、長期間の使用によりもしかすると奥の歯が圧下したため更にあごの関節頭が関節に押し付けられることになり症状が悪化した可能性も否定できません。
できましたら、顎関節の得意なところを受診して診察してもらうのがいいのではないでしょうか。

歯の痛みもあるようですので歯牙接触症候群も疑われます。
であれば、東京医科歯科大学の顎関節症を専門にしている科をできれば受診してみてはいかがでしょうか。
あくまでも強制ではありません。
相性もありますので。
ここなら、いわゆるTCH顎関節症も診てもらえると思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
niko 様、初めまして
顎関節症で、お悩みの事と拝察申し上げます。

文面より推測致しまして、「下顎後退位による顎関節症で睡眠時舌根沈下を伴う症例」と思われます。

下顎後退位とは、通常の位置より下顎が後ろに下がってしまう状態をいいます。
原因は
1.下顎が上顎に比べ小さい場合
2.態癖
 1)うつ伏せ寝
 2)片手頬杖
 3)両手頬杖

下顎が後退しますと気管が圧迫されて狭くなり息苦しくなります。
それに加えて睡眠時、舌根が沈下しますと、睡眠時無呼吸症候群になります。
夜間はマウスピースを装着した方が宜しいでしょう。

顎関節症の発症要因として
1.態癖
2.歯ぎしり
3.噛み締め癖
4.TCH
等があります。

かかりつけ歯科医院でよく診査して頂いて下さいね。

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