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ご相談

2025/11/19

治療費治療疑問

酸蝕症の歯の治療方針に疑問があります。

久崎様31歳男性

現在、最寄りの歯科医院に通院しておりますが、治療方針や費用について不安があります。
先日診断を受けた際、以下のような説明がありました。

・虫歯はないが、酸蝕症の可能性があり、下顎の左右奥歯6本がすり減って象牙質が一部露出している
・削って高さを均等にすると神経に近づくため、削らずに高さを補う方法（被せ物）が望ましい
・被せ物は金属またはセラミックで、金属は保険適用（5千円×6本＝約3万円）、セラミックは保険外で約70万円
・金属を選択した場合でも、かみ合わせ調整のため試験的な補綴物が必要で、それは保険外で約7万円
・上記の見積もりは後日提示予定

このような治療方針や費用は妥当なのでしょうか。
機能を回復させるための試験的なものであれば保険適用をしていただきたいと考えております。
先生方のご意見をお聞きしたく存じます。
お忙しい中、恐縮ですがよろしくお願いいたします。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

歯科医院はそれぞれが独立した考えを持っており、しかも保険外の治療ということになると歯科医学的に間違いでなければ、どういう治療を、どういう費用で、ということも含めて自由です。
ですからその歯科医院ではその方針で治療を行っているということなので、他の歯科医師が妥当かどうかの判断をすることはできません。
その歯科医院がいいと考えて通っている人もいるわけで、その人たちが間違っているということも言えないからです。
例えばホテルに泊まるのに一泊100万円は妥当ですか？と言われても、それがそのホテルのスイートの値段なら、ビジネスホテルのホテルマンがそれに対して妥当ではないとは言えませんよね。
でもそのスイートに泊まる人もいるわけです。

その歯科医院で保険で、というのはおそらく無理だと思います。
その機能回復を行うためには保険ではできない、ということでの提示だと思います。
素直に転院したほうがいいと思います。