難しい問題ですよね。
> 数年以内に
虫歯菌をほぼ殺菌できる治療法が実用化されるという話も聞きました。(事実かは分かりませんが;)
3DSのことでしょうか?
すでに15年くらい前からある話です。
実際に
ミュータンス菌が多い方には効果がある方法です。
実際に行っているところは行っていますが、これだけ歯科医院が多いにもかかわらずどんどん広まらない、というのにはやはり何らかの理由があるのだと思います。
小さな
虫歯を今すぐ処置をしたほうがいいか、削らないほうがいいのかというのは状況によって大きく変わってきます。
単純に考えるともちろん削るほうが良くないということになりますが、
虫歯になりやすい体質、ほかの歯も被せをしたそのすき間から10年くらいで
虫歯になるタイプということであれば削らないほうがいいかもしれません。
でもそうでないタイプ、
虫歯になりにくいタイプなのであれば被せたほうが長持ちする可能性が高くなります。
ではいまの状態のほうがいいのか、というとわかりません。
今の状態で噛む力が強く、歯が割れたという状況になったとします。
歯茎よりも上のところで割れれば再度被せ治しができるので、その時に改めて被せにすれば歯の寿命は今被せをするより伸びることになります。
ただ割れ方によって歯が根っこのほうまで割れてしまったとしたら、、、その時点で
抜歯をしなくてはいけなくなります。
歯の割れ方がどう割れるのか?、、、わかりませんよね。(わからないけど割れにくいように被せておこうというのが基本的な考え方でもあります。)
このように
プラーク、
虫歯になりやすさ、
歯周病の状態、
咬合の状態、割れ方の運、残っている歯の状態、根っこの状態、そういうものが複雑に絡み合っての判断なので、今すぐの処置がいいのかどうかというのはだれにもはっきりと答えが出せないというのが現状で、そのあたりを実際に診ているドクターが、総合的に判断していることをご理解ください。(その判断もドクターによって傾向があります。)