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2013/04/19

クラウンの歯の痛み、保険外の根管治療か抜歯のどちらが賢明?

小夏様61歳女性
何度か質問させていただいています。
諸先生方に親切にご回答いただき、大変参考になっています。
今回もよろしくお願い致します。

20年ほど前、左下の第一大臼歯クラウンを被せたのですが、それ以来ジワジワした痛みに悩まされ続けています。
何度か治療をしましたが改善されませんでした。

調べたところ、保険外ですが、歯内療法根管治療)を行えば改善される可能性が高いと感じました。
私の歯に対して、根管治療がどの程度有効なのかは、CTレントゲンを見ないとお答えできかねることだと思いますので、歯内療法の専門病院できちんとカウンセリングを受けて解決したいと考えています。

もし抜歯して、部分入れ歯にした場合について、ご回答いただければと思います。
前後の歯が健康ですので、クラスプタイプの入れ歯を希望しています。

定期健診をきちんと受け、入れ歯の調整をまめにして、口腔衛生に気をつけていれば、部分入れ歯でも遜色ないでしょうか?
20〜30年先を考えれば、出来るだけ歯を残す治療を選択するのが賢明でしょうか?

以上、よろしくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 定期健診をきちんと受け、入れ歯の調整をまめにして、口腔衛生に気をつけていれば、部分入れ歯でも遜色ないでしょうか?

何と比較して遜色ないということでしょうか?
比較するものとしてはブリッジ、入れ歯、インプラントということになると思いますが、ブリッジでも調整をこまめにして口腔衛生に気をつければ、取り外したりといった煩雑性から考えると入れ歯よりも有利ということも言えると思います。

インプラントだと前後の歯は削らなくてもよいし、清掃もしっかりできれば一番の長期経過が見込まれます。

入れ歯がそれと比較して遜色ないかといわれると、やはり差は出てくると思います。

> 20〜30年先を考えれば、出来るだけ歯を残す治療を選択するのが賢明でしょうか?

入れ歯は平均4年くらいでやり直していくというようなデータもあります。
入れ歯は、咬み合わせの高さも歯の移動も固定性のものではないので不確定要素が大きいです。
固定性であるがゆえに歯牙破折を起こしてしまうブリッジという場合もあるでしょうし、入れ歯であるがゆえに咬合の変化が起こってきてしまうということも考えられます。

20年、30年で研究した物はないのでどの方法が正解であるとか、どの方法がほかのものに比べて遜色ないとかいうことはなかなか言えません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
歯内療法の専門でなければいけない理由がわからないのではありますが、自費でその治療を選択されるデンタルIQの高さは素晴らしいと思います。
お望みの治療方法で十分大丈夫かと思います。

できましたら、歯を残す方向がベストかと思います。
義歯はあくまで、抜歯したあとの、ご自身の歯を残すための手段の一つになります。

もし可能であれば、そのIQの高さがあればインプラントがさらにベストかとも、今思ってしまいます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
小夏 様
第一大臼歯疼痛で、お悩みの事と拝察申し上げます。

1度、歯内療法専門医、或いは、北大学歯学部、医療大学歯学部の保存科(歯内療法)で診ていただく事をお勧め致します。

> 20〜30年先を考えれば、出来るだけ歯を残す治療を選択するのが賢明でしょうか?

その通りです。

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