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2024/10/30

口の中を触った後に治療器具を触るなど、院内感染が心配です。

はな様33歳女性
祖父を肝炎で亡くしており、感染症に対する不安が人より強いです。
今までたくさんの歯医者に行きました(衛生管理が徹底されている資格所有者の病院も含む)。
どちらの歯医者でも必ず気になってしまうことがあります。
例えば、歯のぐらつきを見るためにグローブ着用した指で口の中を触りそのままパソコンのマウスやモニターを触る、グローブをしたまま拡大鏡を触るなどです。
病院には初診時にそういうことに対する不安が強いことは伝えています。
また以前通っていた歯医者でクリーニングの施術を受けていた際、別のスタッフが来て「◯◯さんの器具、滅菌忘れてたで」と笑いながら来られました。
歯石取りの際はおそらく滅菌パックから出す音がしたので大丈夫かと思いますが、最初に口内を撮影する際歯茎を見やすく引っ張るプラスチック器具は使い回しだったかもしれません。
これらの場合、肝炎などの感染がとても心配なのですが、気にしなくても大丈夫でしょうか。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 例えば、歯のぐらつきを見るためにグローブ着用した指で口の中を触りそのままパソコンのマウスやモニターを触る、グローブをしたまま拡大鏡を触るなどです。

感染が気になるんですね。
確かに唾液のついているグローブでいろいろなものを触るのは、あまりよくない事だと思います。
ただ、なかなかそこまで徹底するのは難しいかもしれません。


> 別のスタッフが来て「◯◯さんの器具、滅菌忘れてたで」と笑いながら来られました。

滅菌するのを忘れてた、というのはあくまで想像でしかありませんが、滅菌機のスイッチを入れ忘れてた、というような意味ではないかと思います。
滅菌を忘れて実際にほかの患者さんに使いまわすということは、器具の洗浄滅菌行程から考えると不自然に思います。
口腔内に入れるものに関しては、標準予防策という滅菌消毒基準があり、それにのっとって行っていると思います。
日常生活でも肝炎患者さんはどこかにおられ、飲食店などでその方が座った後に座ったとしても感染することは考えにくいとされています。

また肝炎に関しては、血液などの体液が直接他人の体内に入るようなことによってしか、なかなか感染が起きません。
針刺し、切創で感染する確率はHBV(B型肝炎ウイルス)が約 30%、HCV(C型肝炎ウイルス)が 3%、HIV(ヒト免疫 不全ウイルス)が 0.3%といわれています。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
肝炎ですが、ウィルス性のものと認識しています。
通常、その医院にそのようなかなり危険な患者さんが来院する頻度はかなり低いと考えられますので、必要以上の心配はいらないように思います。

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