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2024/10/26

知覚過敏と言われていた歯が神経まで虫歯になり、根の治療をすることになりました。

らぴ様29歳女性
妊娠中、虫歯があると言われ(奥歯から2本目の歯)治療をしてきました。
なかなか予約が取れず月1くらいの通院で、産月までかかってしまいました。
削ってみると思っていたよりも深かったとは言われましたが、無事ジルコニア(5万5千円)の実費の歯を入れ、産前最後の歯医者さんを終えました。
それからしばらく冷たいもの、熱いもので歯がしみることがありましたが、治療してすぐだからかなとも思い、そのまま出産を迎えました。

産後1ヶ月経っても歯がしみるような歯が浮いた感じが治らなかったので、子供を預かってもらい受診したところ、知覚過敏と言われ、噛み合わせを調整すると言われ削り、薬を塗って終了しました。
それから1ヶ月後に予約をし、症状が良くならないと言ったらまた同じことを言われ同じような治療をしました。
それからまた1ヶ月後の予約だったのですが、その予約の前に夜中、鎮痛剤を飲まないといけないくらいの歯痛があり受診したところ、虫歯が神経までいって炎症を起こしていると言われ、根っこの治療に入りました。

3ヶ月前に入れたばかりのジルコニアも削りました。
この歯は妊娠前から痛みがあったので相談すると、やはり知覚過敏と言われて薬を塗るだけで他の歯の審美用の歯の交換を優先していました。

この治療は適切だったのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
むし歯の処置の正解というのはなかなかいうことができません。
深いむし歯の場合、すでに歯の神経(歯髄炎)を起こしかけていたとします。
もしかしたらうまく歯髄を残せる可能性もあるという状況だったとします。
むし歯を取って大きな穴が開いてしまったら歯髄を残すことが難しいという状況です。
さて、この場合むし歯を全部取って、神経までその時点で取ったほうが正解なんでしょうか?
少しでも残せる可能性があるなら、そうしたほうがいいのではないでしょうか?
それとも最初の時点でいきなり歯髄を取ってしまっていた方がよかった、ということでしょうか?

いきなり神経を取って痛みが出なかった場合、もしかしたら神経は残せたかもしれない、神経を取ったのは正しかったんだろうか?
そう思ったときには、それを証明する手段はもうありません。

ですから、むし歯の処置に関してはできるだけ低侵襲な処置を行い、それでもだめだったら次の処置を行っていく、というように段階を踏む方が安全なんです。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
症状の推移から、最初から神経を取るという判断をするのは難しいと考えます。
虫歯は感染症ですので、初診の時点で判断するとすれば、やはりまずは神経を温存することが大事だと私自身も思います。

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