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ご相談

2012/11/30

根(神経)の治療治療前

転倒して打った前歯が変色し、神経を抜くように言われました。

MD様50歳男性

お世話になります。

前に転倒し前歯を打ってしまい、歯先が約１mmほど欠けました。
痛さは引いてきたのですが、歯がじんわりする感覚があります。
歯の色が付け根が上から半分ほど歯茎の色が透けたようになり、色が少し悪くなりました。

歯科で診てもらったところ、歯が脱臼し、神経が切れたようなので歯の裏に穴をあけて神経を抜くように勧められたのですが、決断できずに悩んでいます。
同僚からは「思ったほど色が変わってない」と言われるし、自分でもそう思っていて悩んでいます。
画像もあります。

2週間前に打ってしまってから、1週間前に歯先につけたプラスチックが取れ、2日ほど放置していた間に歯が痛くなり、少し変色が進んだように思ったのですが、そこから5日間は変色は進んでいません。

アドバイスいただけるととても助かります。
どうかよろしくお願いします。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

歯の色が黒ずんできたということでしょうか？
もしそうであれば神経が死んでしまって腐ってきて、その中の色が表側に透けて見えているという可能性があります。
その場合、神経を抜くという言葉は実は当てはまらず、もともと神経であったところが腐ったものを取るという状況になります。
（神経を抜くというのは神経が生きている場合の話です。生きていればとらずに置いておくほうがいいけれども、死んでしまった場合には、置いておくとその影響が根っこの先の骨にまで及びます。）

もし歯の色がピンク色であればまだ生きている可能性はあります。

そして痛みの種類、程度などによってもその対処方法は変わってくると思います。
2週間程度ならそんなにすぐには神経が死ぬことはないような気もしますが、痛みが続いているということからすると、このまま置いておいてもよくないような気もします。

また黒ずみが長い間置いておけば置いておくほど、後々神経を取ったときに色が元に戻りにくいということもあります。
どういう見込みなのかもう一度しっかりと歯科医師に相談してみてください。