ご相談は、
1.現在妊娠9ヶ月。妊娠中の
レントゲンは避けたい。
2.現在
乳歯が2本残っており、そのうち1本はぐらぐらして抜けそうで、普通に話もできない。応急処置方法。
3.もし抜けた場合の処置方法。
4.出産後落ち着いて
インプラントをしたい。 以上の4点かと思います。
お答え
1.「
レントゲンは避けたい」とのご希望で、現在お書きの状態でしたら、
レントゲンを撮らないでも処置はしてもらえると考えます。なお、ご参考までに、歯科で使う
レントゲンの線量は大変微量で、また、方向も腹部を向くことはありません。その上、鉛のエプロンで保護してもらえますから、まず影響することがないことをご了解ください。
2.抜けそうな歯がぐらぐらして、普通に話もできない。という状態でしたら、歯科医院で診断してもらい、ごく微量の
麻酔薬で
麻酔をして
抜歯をしてもらわれたらいかがでしょうか?
歯根(歯の根っこ)もそんなにしっかりした状態ではないはずなので、
抗生物質や鎮痛薬などもほとんど使わないですむはずです。もし、必要があり、
抗生物質や鎮痛薬が必要な場合は、現在「この薬なら胎児に影響がないであろう」と考えられる薬はあります。ただし、「普通に話もできない」という状態はとても大変だと考えるのであくまでも緊急処置とお考えください。もし、辛抱ができ、出産時に医師や看護師の方に普通に話もできるし、何ら問 題がないのなら出産後に処置をしてもらった方がよいと考えます。
3.出産以前に歯が抜けた場合は、歯科医院で、抜けた後の傷の消毒をきっちりとしてもらうようお勧めします。その後の処置は、その歯科医院でよく説明をお聞きください。
4.出産後にきっちりとした治療をしたいとのご希望です。
インプラントもとても良い方法です。しかし、それ以外にも方法はあろうかと思います。歯科医院でよくご相談されて、納得してから治療をお受けください。 新しい命の誕生を私も楽しみにしています。ご出産後はできればうれしい報告を聞かせてください。