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ご相談

歯根にクラウンをしますが、歯茎やアゴの骨を削ると言われました

ちろし様62歳男性
右上奥歯ですが、神経を取りクラウンという状態でしたが、クラウンの横から虫歯がいつの間にか進行し、歯科にてクラウンを外し、変質部分を削りとったところ、歯茎から頭が出ない(歯根のみ)という状態となりました。

歯科医からは、残った歯根に土台を立て、土台にクラウンをするとの治療方針を示され、それは妥当と判断しています。
しかし、残った歯根歯茎が覆いかぶさってしまい、適切にクラウンの型がとれないので、歯根の周りの歯茎の肉を切り取り、あごの骨を少し削る小手術が必要と歯科医から提案されています。

本当にこのような手術は必要でしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯を削って被せをした歯は、もともとの歯よりも虫歯になりやすいということはご理解いただけると思います。
これは被せと歯とのところにどうしても段差が出来やすいということが一番の原因です。

今回、歯肉が歯の根っこの上にかぶさってきているということなので、この状態でいくらきれいに被せても、そこにはもともとよりもさらに大きな段差が出来ることになります。
保険の治療なら、そこまでせずにそこそこで被せてしまう方が多いかもしれません。
でもより丁寧に、きっちりと処置をするということであれば歯周組織を健全な状態に持っていく小手術をする、というほうがよりよい治療ということになります。
(このように患者さん嫌がられたり、コストの割にめんどくさかったりということで実際行う歯科医のほうが少ないかもしれませんが、良い先生にあたったのだと思います。)

より歯を長持ちさせたいとお考えであれば、今の先生の言うとおり処置を行った方がいいと思いますよ。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
後の予後を考えると、可能であればされたほうがいいと思います。
歯肉より深い部分ですと、型もとりにくく、適合が悪くなるからです。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ちろし 様、初めまして。

歯根の保存方法で、困惑されておられる事と拝察申し上げます。

お問い合わせの様な事例は、時々経験致します。
難易度によって、以下の様な方法がとられます。

1.歯茎の切除
  一般的な方法
2.歯槽骨も一部除去
  虫歯が深い場合
3.部分矯正による歯根挺出歯根矯正で引っ張り出す)
  虫歯がかなり深い場合

ちろし 様の担当医のDr.は歯を残そうと頑張っておられるのが良くわかります。
どうぞ、続けて御通院されて下さい。

お大事にどうぞ。

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