お困りですね。
実際に診せていただいたわけではないので正確なことはいえませんが・・・残っている根の状態によってだいぶ変わってきます。
それも、
レントゲンを撮影してその状態を診ないとわかりませんが、3本とも残せると仮定してお話させていただきます。
この場合、まずは3本とも根の治療(
根管治療)が必要になってきます。
根の中には細菌やそれに感染を起こしている部分または、
膿の存在も考えられます。
ですので、その原因を器具や薬液で排除して中をクリーンにしていきます。
根の中がきれいになった状態で仕上げのお薬を入れ、根の治療は終わります。
その後、痛み等の異常が出なければ、土台作りをしていきます(金属で土台を作る場合は、その形の形成+型どり→金属の装着の流れです)。
土台が入った後は、いよいよ最終
補綴物を入れますが、その場合どこの歯が残っているかによって削る部分が変わってきます。
たとえば、3 11(「3」は犬歯)で残っていて2が
欠損の場合は(3)2(1)はBr(
ブリッジ)((1)や(2)は支えになる歯、( )のついていない歯は、
ダミー)。
21 2の場合は(1)1(2)のBr。
211 3の場合は(1)2(3)のBr (1)(1)2の延長Br 2(3)(4)の延長Br。
犬歯がない場合 112 4の場合は、(1)(2)3(4)の4本Brになります。
犬歯だけは、前歯でも大きい歯になるため支えとなる歯が一つ増えます。
注意:この場合上下左右とも考え方は同じです。
ただし、支える歯の状態が一つでも悪ければ(たとえばグラついているなど)これも、支える歯を増やすかたちになります。
なんにしても、早めに歯科医院を受診して下さい。