7番
欠損に関してはドクターによっても意見が半々に分かれるところだと思います。
どちらが良いということは言えないと思います。
患者さんの考え方ということも考えないといけません。
また例えば年齢ということを考えてみてもらうとわかるのですが、80歳であればどうでしょうか?
無理に
インプラントや入れ歯を使わず何もしないほうがいいですよね。
では70歳なら60歳なら50歳なら、、、それぞれ考え方が変わってくると思います。
また
歯周病の程度にもよって、6番がどれくらい強いのかどうかということも考慮しなくては行けません。
また抜きっぱなしの弊害ですが、確かに上の7番が咬まないところが伸びてきて最終的に抜けてしまうかもしれません。
ただそうなるのには10年20年という歳月がかかると思います。
そして6番目から6番目の歯がしっかりと噛んでいるのであれば、特に7番目がなくても維持できるとする考えもあります。
(もともと人間は8番目から8番目の歯があってちゃんと噛んでいたけれども、顎が小さくなって
親知らずはなくてもいい、もしくはあることが不都合となっていますよね。それがさらに進んできたとも考えられます。)
僕個人としては8番目の歯をどうしても抜かなくてはいけなくなったら、7番は何もせずに放置という選択肢も十分考えられるなという考えをしています。
(ただし上の歯との
咬み合わせ、全体の
咬合などによっては
インプラントを選択することもあり、実際は様々な要素で、いいと思う治療方法は変化するものです。)