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神経が死んでしまった前歯の治療について教えてください。

不安様52歳女性
前歯の治療を一度して頂いた後に神経がゆっくり死んでしまいました。
根の治療をしないといけないと言われたので根の治療をお願いするのですが、先生より二つ提示されました。
今ある歯の裏側から治療して、とりあえず自身の歯を残して色が変色したりしたら被せの歯にするか。
歯全体をなくして差し歯?にするかという治療法にするか。

私自身、前歯がなくなることに抵抗があり、残してほしいと言いましたが先生は、正直残すことにあまりメリットはない、と言われました。

先生方はこういった場合どちらを取られますでしょうか?
よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
残っている歯質によりけりですが、なるべく積極的に裏からだけの処置を行うようにしています。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
不安 様
前歯の治療で悩まれている様子がよくわかります。
根の治療は根管治療と言います。
その治療法についてのご質問と思います。

ご質問をもう一度整理してみます。
1。今ある歯の裏側から穴を開け、神経の入っていたところ(根管と言います)を治療する。
2。歯の見えている部分(歯冠と言います)を取り、歯根(歯の根っこの部分)だけを残し、根管充填(神経の穴の中に必要な薬を詰めた状態)をしたところに柱(コアと言います)を立てて、その部分に歯冠部を被せる治療をする。
この2点のどちらかにするというのが質問かと思います。
なお、1。で治療したのち歯冠部(ご自分のエナメル質が残っている状態)が変色した場合はその時点で、歯冠部に被せるような治療になる、というふうにお聞きになっていると理解します。

あなたの現在の歯の状態がどのようであるかについてわかりませんので、確かな答えになりませんが、お書きになっている内容を私なりに理解した範囲では、まず、1。の治療をしてもらい、様子を見たらいかがでしょうか。
現在、世界的に口腔内の治療は「最小の侵襲」という考えが進んでいます。
これは「8020」という言葉を聞いたことがあると思いますが、平均寿命が長くなっている現在「80歳の時に20本以上の歯を残す」という考え方です。
そのためには、できるだけ悪いところを最小の範囲で取り、自分の歯質を残すという考え方です。
そのような意味で、できるだけ削る歯質の量は少ないのが望ましいと考えます。
「残すことにあまりメリットはない」とお聞きになっているようですが、説明で上記のように2つの方法を示してくれた先生なら、1。の方法で努力してほしいとお願いしてはいかがでしょうか。
できるだけご自分の歯が残るように治療してもらえるといいですね。
早く良くなるように願っています。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
あくまでも私見ですが、自分の歯を残して治療、最終的にダメならば差し歯にする選択肢を、と思います。

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