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ご相談

2022/05/20

詰め物・被せ物治療疑問

残存歯質が少ない歯の詰め物は変えない方が良いのでしょうか？

すぬっぴ様32歳女性

はじめまして。
下奥歯左右7番の樹脂の詰め物を、二次虫歯の不安があるため金属に変えたく歯医者さんに相談しました。
「既に残存歯質が少ないため、詰め物を変えると歯がしみてくるかも。ただ左下はすり減りが著しいから変えた方がいい。右下は様子見てもいいのでは」と返答がありました。　
どちらも痛みやしみはないのですが、見た目の変色、自歯の側面に茶色い線が入っていて詰め物の下での虫歯になっていないか不安です。
また、わたしの奥歯は左右上7番が生活歯ですが、大きな銀の詰め物、左右下6番も神経をぎりぎり残した大きな銀の詰め物です。
左右7番は樹脂の詰め物ですが、どちらも「咬合面全面を深く削っている、逸脱した治療がされた」状態です。
前に通っていた歯医者であまり良くない治療をされていたようです。
上下左右の大事な奥歯が残存資質が少ない、神経ぎりぎり残しているような状態で、詰め物を変えると残ってる歯に負担がかかり折れてしまうのかなという不安があります。
一方で、このままにしたら樹脂の下で虫歯が進み、いきなり抜歯になってしまうのではないかという不安もあります。（将来妊娠したときに虫歯にしてしまうかもという不安もあります。）
現在30歳、将来可能ならば歯を残したいと考えています。
今は左右どちらも詰め物を変えない方が良いのでしょうか？

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

将来どうなるかという予測はだれにもできません。
下手に手を付けることによってより悪い結果になることもあります。

> どちらも「咬合面全面を深く削っている、逸脱した治療がされた」状態です。
> 前に通っていた歯医者であまり良くない治療をされていたようです。

これはいったい誰の意見でしょうか？
前医ではそれが最善の方法として行ったものかもしれません。
今現在、痛みなど症状もなく噛めているという状態なら、なぜそれがよくない治療だったのか、その点が全く不明です。

将来までなるべく今の歯を残そうと考えるのは、患者さんだけではなく歯科医師もです。
ですが、どうやったらそれが達成できるのか、という点に関しては、決まった方法があるわけではなく、こうしたらいいということはなかなか判断することは難しいです。
実際の臨床の場では、それこそ患者さんの状態を客観的に判断すること、意向を聞くこと、自分のできることを考えることなどして患者さんと話し合いながら方針を決めますが、
ネットのごく一部の症状、状態だけで方針を決めることはできないと思います。