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根管治療後の歯の歯肉がプクッと腫れるようになった。

dodo様66歳女性
5年ほど前に右下6番の歯の歯根治療をしました。
当時、すでに歯の治療がされていて、金属が被せられていました。
それまでのどのような治療がされていたのかは記憶が定かではありません。

ある時、突然強い痛みがあり、歯に亀裂が入っている事がわかり、CTを撮ったところ、その歯科では抜歯後、インプラントを勧められました。
治療ができないかと調べたところ、現住所からは遠く離れたA歯科にて、CTマイクロスコープを備えた歯科で治療が可能と知り、その歯科で根の治療と亀裂の修復の後、再度金属を被せていただきました。

昨年12月、上述の歯の外側の歯肉が小さくプクッと腫れるのが気になったのですが、定期的に歯石除去に通っている自宅近くのB歯科にて、歯石除去の後は腫れる事が無くなったので様子を見ました。
ところが、3月頃から再度腫れる様になり、B歯科へ行き歯石除去の後、レントゲンを撮ったところ、歯根の治療跡が確認され、二つの根のうち前方の根が怪しい状態になっている可能性を指摘されています。
現在通っているB歯科にはCTマイクロスコープの設備はなく、A歯科にて治療した時の診療情報を取り寄せ、CTで確認をする事を勧められました。 
現在は痛みはなく、歯と歯肉の境界のブラッシングを長めに継続していますが、相変わらず食事後のプクッと腫れる状況が続いています。 
可能な限り、現在の歯を残す治療を希望します。

次の4点をお尋ねします。
(1) 上述より想定される現在の病状
(2) 考え得るお勧めの治療法
(3) 今後の治療に要する期間 1か月程度で終わるのであればA歯科での治療を考えますが、それ以上となると困難です。
(4) 自宅近くで治療をする場合、CTマイクロスコープの設備がある歯科での治療を考えるべきでしょうか?

ご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> (1) 上述より想定される現在の病状

根っこが割れているのであれば、それが原因ではないでしょうか。


> (2) 考え得るお勧めの治療法

どういう希望をされるのかでその答えは変わります。
どうしても固定制で長持ちする治療を、ということなら、やはりインプラントだと思います。
絶対インプラントは考えていない、将来入れ歯でも、と考えているなら今のまま、だらだらと痛くなるまでそのままというほうが良いでしょう。
残念ながら歯根破折について長期的に安定した治療を望むことは、世界中探してもないというのが現状です。(出来るだけ出来ることをして、たまたま痛みや腫れがないという状態が長く続くこともある、ということを期待して治療することはあります。

今までがそれだと思いますが、それがもう駄目な状態になっているということが考えられます。)


> (3) 今後の治療に要する期間 1か月程度で終わるのであればA歯科での治療を考えますが、それ以上となると困難です。

あきらめたほうが良いと思います。


> (4) 自宅近くで治療をする場合、CTマイクロスコープの設備がある歯科での治療を考えるべきでしょうか?

CTマイクロスコープは病状を確認したり丁寧に治療をすることが出来るという物であり、歯根破折を治せるものではありません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> (1) 上述より想定される現在の病状

おそらく再び亀裂が入ったか割れた可能性が示唆されます。


> (2) 考え得るお勧めの治療法

割れ方にもよりますか、抜歯ヘミセクションなども考えられます。


> (3) 今後の治療に要する期間 1か月程度で終わるのであればA歯科での治療を考えますが、それ以上となると困難です。

治療計画によるので、かかりつけの先生との相談になると思います。


> (4) 自宅近くで治療をする場合、CTマイクロスコープの設備がある歯科での治療を考えるべきでしょうか?

無いよりはあった方がいいと思います。

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