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根管治療中、閉じてしまっている根をそのままにする方法はある?

かりん様54歳女性
お世話になります。
左上6番の歯の根管治療中です。
今後の治療にあたっての質問になります。
下記がこれまでの治療経過です。

1.
約3年前に根管治療専門医で治療。合計3本の神経のうち1本をプロルートMTAで治療し、残りの2本は歯髄温存。後はかかりつけ歯科で被せ物の予定だったが、違和感がとれず様子見をしているうちに引越しとなり仮歯のままとなる。

2.
その約2年後に引越し先の一般歯科医院を受診。歯髄温存してあった神経も虫歯になっていて根管治療開始。数回の根管治療を受けたが、治療中に精神不安により治療中断。次回は根の深さを測るレントゲン撮影予定だったが、治療に耐えられる自信がなくて治療中断。

3.(現在)
前回2の状況から約8か月後。たまに疼くような感じがして怖くなり、笑気麻酔で治療してもらえる歯科医院を探して受診。事情を話して治療中。初診時に、治療が途中のままになったことで神経の場所がよくわからなくなっていると説明を受ける。
それでも1本は見つかり、この1本に関しては2回の治療でほぼ治療が終わっているとのこと。
残り2本が固く閉じてしまっているため、次回の治療時に3Dを撮影してこのままにするかを考えたいという説明を受けた。

私の希望は、プロルートMTAで塞いである根管は大丈夫そうなら温存希望ですが、治療途中だったはずの根管は治療してほしいのが本音です。
質問は下記になります。


根管が固く塞がっているので、このままにするのは治療方法としてアリなのでしょうか?


3Dで撮影すると根管の状態が明確にわかるものなのでしょうか?


このままにすると言われた場合は何とか治療を進めるようにお願いした方がよいのでしょうか?それとも他の歯科医院に転院を考えた方がよいのでしょうか?

質問4
治療途中の根管が塞がっているのを何とか開けて治療するより、そのままにしたほうが逆に歯を温存できる年数が増えるかもしれないという可能性があるのでしょうか?

治療途中だった根管をそのままにして被せたら、後で大丈夫なのだろうか?と抵抗があります。
まだ次回の3D画像での診断前なのですが、どう考えたらよいのだろう?と思って質問させて頂きました。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 1
> 根管が固く塞がっているので、このままにするのは治療方法としてアリなのでしょうか?

ありだと思います。
というか、そうするしかしかたがありません。


> 2
> 3Dで撮影すると根管の状態が明確にわかるものなのでしょうか?

ある程度はわかると思います。


> 3
> このままにすると言われた場合は何とか治療を進めるようにお願いした方がよいのでしょうか?

時と場合によります。


> それとも他の歯科医院に転院を考えた方がよいのでしょうか?

これも時と場合によります。


> 質問4
治療途中の根管が塞がっているのを何とか開けて治療するより、そのままにしたほうが逆に歯を温存できる年数が増えるかもしれないという可能性があるのでしょうか?

可能性はあると思います。

全体的に言えることですが、現状が全くわからず、先生の技術力もわからず、どういった治療を行いどういう経過をたどっているのかそれも全くわかりません。
その状態ではどうしたらいいのか、どうなっていくのかも全くわかりません。


> 治療途中だった根管をそのままにして被せたら、後で大丈夫なのだろうか?と抵抗があります。

ただ一つ言えることですが、MTAでの根管治療は最終手段です。
再度の根管治療はできません。
残された手段は外科的な根管治療抜歯です。
それか消極的に何もしない、そのまま被せて何か問題が起きるまで放置ということになります。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 1
> 根管が固く塞がっているので、このままにするのは治療方法としてアリなのでしょうか?

治療中の歯に問題がない場合、症状がない場合などは、根の中に詰めて治療をいったん終了にするという選択肢はあると思います。


> 2
> 3Dで撮影すると根管の状態が明確にわかるものなのでしょうか?

ある程度分かります。


> 3
> このままにすると言われた場合は何とか治療を進めるようにお願いした方がよいのでしょうか?
> それとも他の歯科医院に転院を考えた方がよいのでしょうか?

最終的にはご自身の判断によることになります。


> 質問4
治療途中の根管が塞がっているのを何とか開けて治療するより、そのままにしたほうが逆に歯を温存できる年数が増えるかもしれないという可能性があるのでしょうか?

根の先に病態がある場合は、何とか開けるか、外科的な処置になるかと思いま
す。
それにより温存年数は増えると思います。

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