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ご相談

2021/08/28

数年前の治療への不信があります。

ddd様24歳男性
数年前奥歯の一つ手前の虫歯の治療をしました。
その時は水が少し浸みる程度の痛みで治療はすぐ終わりました。
その治療の数か月後にまた同じ歯が痛くなり症状は浸みるではなくやわらかいものをかむと痛いというも物でした。

同じ歯科に行ったのですがそこの歯科医は何故か親知らずが原因と考えたようでレントゲンを撮り直さず数か月前のレントゲンを見ながら痛くもない所に薬を塗っては一週間様子見というのを数回繰り返すうち不信感がわき別の歯科に行きました。

別の歯科ですぐ虫歯ということがわかりました。
前回の治療で虫歯が取り切れていなかった事、詰め物が蓋になり水や風が浸みなくなっていた事、中で虫歯が進行してしまったのではと説明していました。
虫歯の進行が激しく神経にかなり近いとのことでした。
歯をこれだけ削ったから治療後感覚が変わるかもといわれました。
案の定知覚過敏(冷たいもののみ)になりました。(しみるというよりは冷たくて痛い)
極力避けるようにはしています。

現在3年ほど経過していますが別の歯の治療のため歯科にかかった際、他の歯の治療中この歯に水がかかるとかなり痛く今後の心労を考えると根管治療をするか悩むほどです。

お聞きしたいのはこれは医療ミスになりますか?
数年経ってしまっていますが訴訟等起こせるでしょうか?
また有効な知覚過敏の治療はありませんか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
むし歯になっているんですね。
ミスというのはどのあたりでしょうか?
最初の先生が、むし歯がひどいからその時点で神経をとってちゃんと被せまでしておけばよかったということでしょうか?
そういう判断をしなかったということが診断ミスということでしょうか?
いきなり神経をとらずに何とか神経を残そうという処置をすることというのは、ミスではありませんよね。
それに対してどのような訴訟を起こそうというのでしょうか?
数か月は元々しみていたという症状もなくなり、ちゃんと処置がうまくいっていたということだと思います。
痛みがひどいようなら神経をとる必要があると思います。
(次の先生もあらかじめそのように伝えてるようです。)

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
虫歯治療は感染症に対する治療になります。
感染した象牙質を完全に除去しなければ、処置後少しずつ進行する可能性も否定できません。
感染象牙質を染色(齲蝕検知液)して識別する方法で除去したりしていますが、100%除去しきれているかは疑問な部分もあります。
完全に除去するためには健全と思われる象牙質もかなり多めに削除しなければいけないかもしれません。
そうなると、処置後の歯髄反応が必要以上に出てくる可能性もあるでしょう。
現時点で大丈夫と思われるだけの処置をして、数年後に症状が出て、「取り残しがあったのでしょう」との説明で医療ミスを指摘することは無理があると思います。
癌の再発がすべて医療ミスと言えないのは理解できることと思います。

ただ、今回の痛みの原因を知覚過敏と診断し薬物処置だけで様子を見ていたのは、残念ですが。
知覚過敏は外側に露出した象牙質に対するものですので、内部の反応については、歯髄鎮静の処置を積極的にする以外ないと思います。

池村 光代 先生からの回答

池村 光代
東京都
京橋歯科医院
池村 光代先生
医療訴訟は専門家に相談が必要です。
また、証拠や現在の状態になったことが治療によるものだということの立証が必要です。
詳細は専門家にお聞きすると良いと思いますが、一般的に賠償金を勝ち取るのはとても大変かもしれません。(金額も含め)
現在の症状は知覚過敏、もしくは神経の治療が必要な状態に思えますが主治医はどのように診断していますか?
痛みが強い様であれば仰るように神経の治療も視野に入れた方が良いと思います。
お大事になさってください。

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