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2020/10/21

知覚過敏の歯を虫歯と判断して削られたのではないか、と不安。

クロワッサン様36歳女性
8月頃、下の前歯の根本(表面)が、食事や歯磨きの時は痛くないのですが、爪楊枝や尖ったものでカリカリしたり、冷たいものを飲むと痛みを感じるようになりました。
目視する限りでは明らかな変色はなく、よく見るとうっすらと痛くない部分との色の差が分かる程度(歯の白色がすこし濃くなっていて、真ん中に歯茎と同じ色くらいの薄ピンクっぽい点がある感じ)です。

現在海外在住で、海外での歯科治療に不安があり、事前に日本で通っていた歯科に上記の旨を相談したところ、下の前歯の根本は虫歯になりにくい場所であり、話を聞く限り知覚過敏ではないかと言われました。
現に、歯ブラシと歯磨き粉を知覚過敏用のものに変えたら、痛みを感じる頻度は格段に減りました。
しかし検査も兼ねて後日(海外の)歯医者に行くと、目視・レントゲンでは異常は無いものの、空気をかける機械(?)を当てた時にとてもしみたので結果、前歯は虫歯と判断され軽く削って詰め物をされました。
以降、突発的な痛みの度合いで言うと以前より和らいでいますが、痛みの頻度で言うと以前より増えています。
個人的には、削る必要のなかった知覚過敏の歯を虫歯と判断して削られてしまったのでは…という不安があり、相談させて頂きました。

メール相談と実際に診断した場合に差があることは重々承知ですが、
1、このようなケースの場合、私が受けた治療は妥当なものでだったのか。
2、もし虫歯と誤診されて削られてしまった場合、その歯に関して起こりうるリスクは何か。また、どう扱っていけばよいか。

お答え頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯がしみていたんですね。

> 1、このようなケースの場合、私が受けた治療は妥当なものでだったのか。

しみていたという事から考えると妥当だと思います。


> 2、もし虫歯と誤診されて削られてしまった場合、その歯に関して起こりうるリスクは何か。また、どう扱っていけばよいか。

知覚過敏とむし歯の境界は非常にあいまいです。
知覚過敏というのは象牙細管が開放してしまうことによって起きます。
ですから削って埋めるというのもその治療の一つになります。
知覚過敏という診断でも神経を取ることもあります。
知覚過敏であれむし歯であれ埋めるという事はその治療の一つであり、しみている部位を削るという事も処置の一環としてあり得ます。
扱いに関しては今まで通りでいいと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
知覚過敏も単に歯肉の退縮で起きた物ならば薬物療法などで経過観察でもよいですが、歯茎に近い根の部分にくさび状のえぐれができている場合などは対応に違いが出てきます。
くさび状欠損でも、症状が出るたびに薬物療法を繰り返して行く方針の先生もいるでしょうし、えぐれた部分に詰め物をして積極的に外部刺激を遮断して知覚過敏を抑えようとする先生もおられます。
健康保険でも、歯頸部くさび状欠損による歯頸部知覚過敏に対して、虫歯でなくとも樹脂の充填処置が認められています。
誤診で削られたのではないと思います。

但し、知覚過敏の原因である象牙質を構成する象牙細管の外部への開口部分を十分に被覆できていない部分があれば、少し症状は残ることも考えらえます。
その場合は再度詰め直すか、その部分のみお薬で対応していくかの対応になるでしょう。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 1、このようなケースの場合、私が受けた治療は妥当なものでだったのか。

間違いではないと考えます。
知覚過敏も油断すると神経まで感染して激痛が出ることがあります。
あなどるものではないと考えます。


> 2、もし虫歯と誤診されて削られてしまった場合、その歯に関して起こりうるリスクは何か。また、どう扱っていけばよいか。

二次カリエスかと思いますが、きちんとケアすることでそのリスクは軽減されます。

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