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ご相談

子供の歯並び治療のために第一小臼歯の抜歯を勧められました。

アイボリー様53歳女性
現在受け口歯並びが良くないためにかみ合わせ歯並びの矯正治療を同時進行している、13歳の子供の治療方法についての相談です。
成長とともに顎が出てきており、受け口で、スペースの確保のため、下の第一小臼歯2本の抜歯勧められました。
下の歯は永久歯が生えそろっています。
抜歯して歯並びが整うと、かみ合わせも改善できるので、この時期を逃すと、大人になっての手術のみでしかかみ合わせの矯正をできないとのことですが、永久歯を2本も抜歯することは大変大きな決断です。
たしかにレントゲン等を見ないとわからないと思いますが、抜歯は通常矯正で行うことでしょうか。
いろいろとわからないことが多いので、抜歯のリスクとメリット、並びに成長と治療の関係性などご教示いただければ幸いです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
矯正での抜歯についてですね。

> 抜歯は通常矯正で行うことでしょうか。
> いろいろとわからないことが多いので、抜歯のリスクとメリット、並びに成長と治療の関係性などご教示いただければ幸いです。

分析したうえでですが、受け口の場合、下顎の歯を抜歯することは割とよくあることだと思います。
リスクについては、様々あるかもしれませんが、何が起きるのかは予想不可能です。
メリットとしては外科矯正を出来るだけ避けるということだと思います。
下顎の成長はどちらかというと後半、13歳から18歳くらいまでの遅くにグッと成長するというのが特徴です。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
正直、反対咬合抜歯はきちんとした診断の元、さらに成長が終わった時の診断が重要かと思います。
一度、大学病院の矯正科にて診てもらうのはどうでしょうか。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
アイボリー 様、初めまして。
お子様の矯正治療でご不安の事と拝察申し上げます。

実際に お子様の口腔内や、レントゲン(頭部X線規格写真側面、正面、パノラマレントゲン)、歯型、顔面写真、口腔内写真、等を拝見致しておりませんので確定的な事は申し上げられませんが、成長期のお子様の場合の反対咬合で注意すべき点は
1.横から顔貌を見て、下唇が上唇よりも前に出ているか
2.    〃            鼻よりも前に出ているか
3.下顎の頤(オトガイ)のしゃくれが前に出ているか
4.現在の身長について
(1)お父様との身長差は何センチか

(2)出来れば小学校1年生から現在までの身長の記録(学校での身体検査の)が有れば1年ごとの身長の伸びを出します。

(3)1年間に10センチ以上伸びている時期が必ず有ります(思春期成長のピーク)。お父様との身長差が10センチ以上であれば、これからピークが来ます。

(4)思春期成長のピークの時に、下あごが前方に突出してくる場合が有ります。お父様の身長を追い抜き、身長が止まると、顎の前方成長も止まります。

下顎の前方成長が強い場合は、矯正治療を行っても(抜歯ケースも含む)、思春期成長により、再び反対咬合になる事が時に有ります。
更に外科矯正になる事も稀に有ります。
この辺りの予測は、頭部X線規格写真の定期的な分析によりある程度予測がつきます。

もし、前方成長がかなり強いタイプの場合は、身長が止まるまで経過観察として、身長停止後に外科矯正を行う場合も有ります。
この辺りの見極めは、矯正歯科学会認定医以上の資格を持つ矯正歯科で診て頂く事が無難です。

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