アイボリー 様、初めまして。
お子様の矯正治療でご不安の事と拝察申し上げます。
実際に お子様の口腔内や、レントゲン(頭部X線規格写真側面、正面、パノラマレントゲン)、歯型、顔面写真、口腔内写真、等を拝見致しておりませんので確定的な事は申し上げられませんが、成長期のお子様の場合の
反対咬合で注意すべき点は
1.横から顔貌を見て、下唇が上唇よりも前に出ているか
2. 〃 鼻よりも前に出ているか
3.下顎の頤(オトガイ)のしゃくれが前に出ているか
4.現在の身長について
(1)お父様との身長差は何センチか
(2)出来れば小学校1年生から現在までの身長の記録(学校での身体検査の)が有れば1年ごとの身長の伸びを出します。
(3)1年間に10センチ以上伸びている時期が必ず有ります(思春期成長のピーク)。お父様との身長差が10センチ以上であれば、これからピークが来ます。
(4)思春期成長のピークの時に、下あごが前方に突出してくる場合が有ります。お父様の身長を追い抜き、身長が止まると、顎の前方成長も止まります。
下顎の前方成長が強い場合は、矯正治療を行っても(
抜歯ケースも含む)、思春期成長により、再び
反対咬合になる事が時に有ります。
更に外科矯正になる事も稀に有ります。
この辺りの予測は、頭部X線規格写真の定期的な分析によりある程度予測がつきます。
もし、前方成長がかなり強いタイプの場合は、身長が止まるまで経過観察として、身長停止後に外科矯正を行う場合も有ります。
この辺りの見極めは、矯正歯科学会認定医以上の資格を持つ矯正歯科で診て頂く事が無難です。