CAD/CAM冠についてですね。
H26年より保険適応になった白いプラスチックの被せものだと思います。
レジンというプラスチックで作るものでそれなりの強度があり適応となりました。
でも金属と比べるとやはり断然弱いというか割れる可能性が有ります。(金属は割れませんから。)
そのため厚みを持たせる必要があり、歯を削る量が多くなります。(ただすでに
根管治療をしている歯であればあまり関係ないこともあります。)
金属の被せは頑丈でよい、という面もありますが、逆に硬すぎてかかった力すべてが根っこにかかってきます。
ほかの歯がすり減るスピードに比べて擦り減らない分、何年もかけてゆっくりとだんだん負荷が掛かってくるということです。
CAD/CAM冠はというと歯よりもやや擦り減っていきます。
支えとして不十分になる可能性が有ります。
ちょうどいいのは何かというとやはり
セラミックなどの
保険外の材料ということになります。
単純に
銀歯とCAD/CAMの比較でのメリットデメリットというわけではなく、メリットがデメリットに、デメリットがメリットになるという非常に複雑なものです。
もちろん審美性はCADのほうがいいですしそれも重要なポイントの一つです。
これはCADの最大のメリットでしょう。
技工操作、テクニックに左右される度合いもCADのほうが大きいです。
うまい先生のやったCADは長持ちするけどそうではない場合は非常に早く割れるというように振れ幅が大きいのもCADです。
プラークの付きやすいのもCADです。
口腔内清掃が不十分の方の場合より早期に歯を失う可能性が高くなります。
細かく言うともっとあると思いますが、だいたいのメリット、デメリットは以上です。