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ご相談

虫歯を削り銀歯を被せた歯に冷たいものや熱いものがしみます。

みっちゃん様35歳女性
12日前に虫歯を削り銀を被せた歯に冷たいモノや熱いモノが触れると、未だにしみる状態が続いています。
このことに関して、教えていただきたいことが3点ございます。

(1)ネット情報では、しみなくなるのに「早ければ2〜3週間、長ければ数カ月かかるときもある」などと書かれていますが、これは正しい情報なのでしょうか。

(2)治療した歯に冷たいモノや熱いモノが触れないように飲食を続けたほうが、早く改善されるのでしょうか。

(3)今回の治療に関しては、神経に近い部分の歯をセメント等でコーティングしないまま型を取り銀を被せたように思えるのですが、その場合、二次象牙質が作られない、あるいは作られるのに時間がかかるのでしょうか。

不安で仕方がないので、前記3点に関して教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願い申し上げます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
処置した歯がしみるんですね。

> (1)ネット情報では、しみなくなるのに「早ければ2〜3週間、長ければ数カ月かかるときもある」などと書かれていますが、これは正しい情報なのでしょうか。

正しいと言えば正しいですが、しみ続けるという可能性もありますし、もっと痛みが出て次の処置にうつらざるを得ないということもあります。
むし歯になった原因が歯にかかる力によって起きるミクロのひび割れが原因で、むし歯が発生する場合があります。
同じように力が加わっているとしたら、そのひびが大きくなってきたとしたら、当然神経まで取らないと痛みは取れませんし、そのひびが根っこにまで達していれば抜歯になる可能性もあります。
そのような稀なことはすべてネットに出ているわけではありません。


> (2)治療した歯に冷たいモノや熱いモノが触れないように飲食を続けたほうが、早く改善されるのでしょうか。

刺激を避けるほうがいいということは言えると思います。


> (3)今回の治療に関しては、神経に近い部分の歯をセメント等でコーティングしないまま型を取り銀を被せたように思えるのですが、その場合、二次象牙質が作られない、あるいは作られるのに時間がかかるのでしょうか。

二次象牙質は作られると思います。
時間がかかるかどうかについてはそれ以外の要素が大きいため、おそらくそういう実験は行われていないと思います。
(あったとしたらすいません。勉強不足です。)

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
(1)個人差・ケース差があると理解してください。
深い虫歯の場合、また浅い虫歯の場合により違いますし、刺激に対する反応の程度は全て同じではありません。
例えば、大した刺激と思われないものに対しても痛みを訴える方もいれば、よく我慢できますねと驚くほど痛みに対して強い(反応が鈍いといっては申し訳ないですが)方もおられます。
その情報はおおむね妥当だと思います。

(2)改善される期間に影響はないと思います。
ただし、過度の刺激を受ければ歯髄は一時的に興奮状態になりますので回復には時間がかかりますので、必要以上には刺激しないほうがよいでしょう。

(3)二次(三次)象牙質は必ずできるものだと思いますが、その形成を促進する作用のあるお薬を置いておく場合もあります。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> (1)ネット情報では、しみなくなるのに「早ければ2〜3週間、長ければ数カ月かかるときもある」などと書かれていますが、これは正しい情報なのでしょうか。

あくまで、歯の症状にもよりますが、間違いないと思います。


> (2)治療した歯に冷たいモノや熱いモノが触れないように飲食を続けたほうが、早く改善されるのでしょうか。

それは関係ないと考えます。


> (3)今回の治療に関しては、神経に近い部分の歯をセメント等でコーティングしないまま型を取り銀を被せたように思えるのですが、その場合、二次象牙質が作られない、あるいは作られるのに時間がかかるのでしょうか。

二次象牙質については、神経に近い場合それ相応のセメント等を使用したほうが、刺激遮断兼薬効がいいと思いますが、なくても充分作られます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
みっちゃん 様、初めまして。
治療後の症状でご不安の事と拝察申し上げます。

実際にみっちゃん様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、一般的に深いむし歯を充填した後、しみたり、疼痛が発現する場合があります。
象牙質内の象牙細管を通して温度刺激、接触刺激、酸味刺激等が歯髄内の神経に伝わる為です。

その為、かなり深い虫歯の場合は、1回で充填をせず、歯髄を保護するセメントの仮詰めで、暫く経過をみる場合も有ります。

1.症状が漸次減少傾向に向かう場合は、3カ月程経過観察です。
 歯髄腔内部に二次象牙質が造成して来て、神経が守られ、疼痛が消失する場合があります。

2.症状が漸次増加傾向に向かう場合は、歯髄炎に移行しつつあります。
 抜髄(神経を取る)に至る場合もあります。

担当医に良く御相談下さいね。

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