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2018/04/28
詰め物・被せ物 治療疑問

被せ物が取れたので歯医者に行ったが他の歯を優先すると言われた

けい様47歳女性
初めてご相談させて頂きます。
4/27の夜、奥歯の被せもの(金属)がとれてしまいました。
早い方が良いと思い、翌日4/28、歯医者に行きました。
取れた被せものも持参しました。
初めての歯科だったので、一通りレントゲンを撮られ、全体の歯で治療を要する箇所の確認をされました。
虫歯の治療をする前にクリーニングが必要だ、と歯茎のチェック、プラーク・歯石除去の処置。
今日はここまでで、次回から虫歯の治療をします、と言われ診察終了。
しかも、被せものが取れた歯ではなく、他の歯を先にやるとのこと。
型どりもなしです。
不安になり、『被せものが取れた歯はそのままなんですか？』と聞きましたが、『大丈夫です。固いものは食べないで下さい』とだけ言われ、持参した被せものも処分されてしまいました。
今までは、被せものが取れた際は、取れた歯を最優先で処置して頂いていましたが、それ以上、医師には言えませんでした。
本当に、被せものが取れた状態の歯はしばらく放っておいても大丈夫なのでしょうか？
疑問になり、相談させて頂きました。
ちなみに次回の予約は10日後です。
宜しくお願いいたします。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
取れた歯をそのままつけることができる場合にはそのままつけることもありますが、むし歯になっている場合には歯周病の治療のほうを先行して行うというのが学術的にも正しい処置の順番になります。
また口腔内全体で見た時に優先すべきは生体への侵襲度合いであり、細菌感染が深くまで行っているものから処置を行うというのが原則です。
しっかりとした治療を基本に忠実にしっかり治療するというほうが実は大変で、今回のように意外としっかりとした治療をしているのが不振につながるということが今の歯科の問題点だと思います。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
まずは主訴優先です。

船津　三四郎　先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津　三四郎先生
けい 様、初めまして。
初めての歯科で、歯の治療方針にご不安の事と拝察申し上げます。

基本的に現在の医療は「インフォームドコンセント：説明と同意」に基づいて行われるのが原則です。

一般的に、初診の患者様がご来院されて場合は、
1．主訴をまずお聞きします。
（今回の場合は、奥歯の被せもの(金属)がとれてしまいました。だと思います。）

2．主訴に対する必要な検査を患者様の同意を得て行います。（レントゲン等）
主訴の歯に対する検査結果、診断、治療方法をご説明し同意を得られれば、主訴の歯の治療開始となります。

今回の事例の場合は、
1．外れた金属の歯を再合着可能な場合は、再合着を行う。
2．再合着が不可能な場合は、その理由をご説明し、適切な治療方法をご提示する。
外れた金属の歯は、患者様へ返却いたします。

3．主訴の歯の対応にある程度目途が着いた後、口腔内全体に問題が無いか、同意を得た上で、1口腔単位での口腔内の診査、必要な検査、診断、必要な治療計画をお話しさせて頂きます。

文面からの推測では、インフォームドコンセントの観点から見ますと、少し説明が不足している様な感が否めません。

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