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2011/02/01

抜歯その後と歯根のう胞について

ばなな様54歳女性
こんにちは 初めてご相談させていただきます。
お正月明けに痛み出した左下7番を抜歯することになりました。親知らずは既に抜歯済みでありません。抜歯した後の処理について、悩んでおります

その歯は20代の頃に神経治療をしました 今から約3年前の妊娠中に、その歯の周りが腫れて、再度根の治療をしました
その際に 先生が「いつまでもつかはわかりません。今度腫れたら抜歯を覚悟してください」とおっしゃいました。

この春転勤で、引越し、新しい歯医者さんにかかりました。
そこで「歯が割れてるので、もう抜歯しましょう。」「抜歯したあとは奥歯なのでそのままにしておいていいでしょう」とおっしゃいました。

私が 上の歯が伸びてきませんか? との質問に 「ちゃんと手入れすれば大丈夫。万が一伸びたら、削って、それでも伸びるようなら隣の歯とブリッジをしましょう」とおっしゃいました。

その時はそれで納得したんですが、不安になり調べました
私は他に神経治療した歯が7本(左下6、左上7、5、右下5、6、右上6、7)あり、左下5と6の辺りに歯根のう胞があります。

それで、今後も今回のように抜歯する歯が出てくるのではと懸念を抱いております なので、抜歯したまま放置していいものか悩んでおります
どのようにしたら最適か教えてください お願いいたします。

ちなみに、歯根のう胞は6年前に他の歯医者さんで見つかり、口腔外科を紹介していただきそこで診ていただいた結果 神経治療した6の影響ではない。でもなぜそこに出来たかはわからない。そして今はそのままで大丈夫です。のう胞が大きくなるようになってから考えましょう との診断でした
今回、レントゲン写真でみる限り、のう胞は成長してないように思います

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
一番奥の歯の欠損への対応は非常に難しいところです。
歯医者によってその考え方は様々で、どの治療が最適かということは言えません。

例えば7番欠損を補うのに延長ブリッジという方法があります。
左下5番と6番をつないでさらに7番のところまで片持ち梁のようにつないだ歯を延長させるものです。

しばらくはいいのですが、この方法で10年20年と6番が持ったのを見たことがありません。

たいていは6番も歯牙破折を起こし、入れ歯となって行くことが多いです。
では7番放置ではどうかというと、ご指摘の通り左上の7番が延びてくることが
考えられます。

でもこの場合、6番とつなぐという方法を提案されていますが、僕はそのまま出てくるなら最終的に抜歯となってもさわりません。
上下66までしかなくても安定してそのあともたすことが出来ると考えるからです。

ただこれも一つの考え方であり、こちらがベストというまでのコンセンサスが得られているわけではありません。(ベストな方法としてコンセンサスが得られている方法はまだありません。)

どうしても7番の欠損を補うということであれば、入れ歯やインプラントという方法もあります。

これも一長一短あるものなので、最終的にはご自分で納得できる処置というのがベストな処置ということになります。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
この部分に関しては難しいところがあります。

一番力のかかる部分ですので、神経の無い歯は割れやすくなることが多いと思います。
義歯を作ってもなかなか使ってもらえないことが多く、延長ブリッジを作っても予後があまり良くないことが多いです。

可能であればインプラントなどの方が良いとは思うのですが、お話から進めにくい部分があります。

定期健診をして歯が伸びてくるようでしたら、積極的に治療を進める考えでも良いのではないかとも思ってしまいます。

山内 美香 先生からの回答

東京都
白金山内歯科室
山内 美香先生
他にもその予備軍のような歯があるようですね。

ただ今回の歯は、抜歯して悪いところを取ってもらえば大丈夫です。

他のところはその可能性がないとはいえませんが、今ある歯を大切にして、定期的に検診でレントゲン撮影をしてもらい観察していくことがよいと思います。

検診で噛み合わせをよく見てもらうとトラブルが少なくなります。

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