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ご相談

セラミッククラウン装着後の炎症が治まらず困っています。

ryo3424様37歳男性
アメリカに在住しております。
2016年5月に左上6番が痛み、根管治療を受けました。
保険の関係で、クラウンは10月に被せることとなり、その日は根管治療仮歯の装着をしました。
その後は普通に物も噛め、元の生活に戻っておりました。

10月にセラミッククラウンの型取り、装着したところ、根管治療前のような痛みが発生しました。
クラウンが高いのかもしれない、とのことで調整し、その後2週間経っても痛みが消えないため再度見せに行ったところ、もう2週間様子を見てみよう、と言われ帰されました。

2週間後に痛みが変わらないことを伝えたところ、院長にも聞いてみようということになりました。
院長の説明によると、根管治療を行った根の周辺が黒く写っており、炎症が起きているとのことでした。
クラウンを壊し、新しいクラウンの型取りを行い、仮歯を装着し、抗生物質を処方され帰りました。

11月下旬に新しいセラミッククラウンを装着し、3ヶ月後に見せるように言われました。
古いクラウンを除去した数週間で痛みは良くなったのですが、その後は回復している感じがしません。
免疫力が低下しているときの鈍痛、口を開いたときに当該部に硬いものがあるような違和感、頬から当該部をさすったときの違和感、歯茎の上の骨の部分の腫れ、食べ物は硬いもの以外は噛める状態です。

先週、経過観察でレントゲンを撮ったところ、炎症部分は拡大も縮小もしていないようで、また3ヶ月後に見てみようとのことでした。
さすがに精神的にもつらくなってきたため、質問させていただこうと思い投稿させていただきました。

1) 根管治療済みの歯の周りに炎症が確認できる場合、今回のように時間を置くことで自然治癒する、ということはありえるのでしょうか?

2) 元凶であるセラミッククラウンを取り除いて3ヶ月経ちますが、それでも違和感が残っている場合、複合的に他の問題も発生した、と考えるのが自然でしょうか?

ドクターの言う事を信じたい反面、5週間の経過観察で結局クラウンを外すことになった事実もあるため不安です。
他の歯や骨にも影響が及んでは取り返しがつかないので悩んでおります。

お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根管治療後の痛みですね。


> 1) 根管治療済みの歯の周りに炎症が確認できる場合、今回のように時間を置くことで自然治癒する、ということはありえるのでしょうか?

炎症を確認することはなかなか困難です。
レントゲンでは根っこの周囲の骨のカルシウム分が少なくなっているということしかわかりません。
これは炎症が起こった後の結果です。
また根管治療をした後、多かれ少なかれ炎症反応は起きています。
そして痛み、違和感というものがなく何とか通常の生活が送れるくらいのレベルで炎症が慢性化しているというのが正確なところなので、時間を置けばそうなる可能性はあります。


> 2) 元凶であるセラミッククラウンを取り除いて3ヶ月経ちますが、それでも違和感が残っている場合、複合的に他の問題も発生した、と考えるのが自然でしょうか?

セラミッククラウンが元凶と考えること自体が不自然です。


> ドクターの言う事を信じたい反面、5週間の経過観察で結局クラウンを外すことになった事実もあるため不安です。
> 他の歯や骨にも影響が及んでは取り返しがつかないので悩んでおります。

根管治療は本当に難しい治療です。
数か月単位で経過を見ていけば隣の歯にまで影響することはないと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 1) 根管治療済みの歯の周りに炎症が確認できる場合、今回のように時間を置くことで自然治癒する、ということはありえるのでしょうか?

治療がなされて、大丈夫ということであれば経過観察もありえますし治っていくと思われます。


> 2) 元凶であるセラミッククラウンを取り除いて3ヶ月経ちますが、それでも違和感が残っている場合、複合的に他の問題も発生した、と考えるのが自然でしょうか?
> ドクターの言う事を信じたい反面、5週間の経過観察で結局クラウンを外すことになった事実もあるため不安です。
> 他の歯や骨にも影響が及んでは取り返しがつかないので悩んでおります。

どの部分に影があるのかで違ってきますが、この部分の根には見つかりにくい副根管が存在することがあります。
それが原因だったり、または根にヒビが入っていることもありえますので、診査が必要です。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
根管治療後のレントゲン写真に写っている黒い影が、根管治療の前もしくは直後のものと比較してどうかということでしょう。
黒い影が写っていても、治療前のものに比較して小さくなってきているのなら、徐々にではあるがよくなっていることでしょうし、拡大傾向にある場合は根管内に感染している部分がまだ残っているということになるでしょう。

歯茎の上の骨の部分の腫れは少々気になりますね。
根管治療が上手くいっても、根に微細なヒビが入った場合は同様の症状が出ることがあります。
その場合は回復が難しいです。

他の歯への影響はあまり心配することは無いでしょう。

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