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2016/09/14

矯正治療の時に歯を抜くと咬合力は下がらないのでしょうか?

なったや様29歳女性
矯正治療の時に歯を抜いて咬合力は下がらないのでしょうか?
高齢者歯科の何かの本に1本歯を欠損すると咬合力は半分になってしまうと書いてあり気になって相談しました。
また歯列がきれいになり、隙間が無くなると咬合力は戻りますか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯並びの事での疑問ですね。
歯並びがガタガタの方はしっかり噛んで、と言っても実際に噛んでいる場所が少なかったりしています。
全然噛んでい無い歯が何本もあったりということです。
その状態と比較すると、たとえ何本か歯を抜いたとしてもしっかり噛み合えば、今よりもずっといいということで矯正ということのメリットが出てきます。
最初の状態よりも咬合力は強くなると思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
確かに下がると思いますが、問題ないのでは、特に歯並びをきれいにするのでかみ合わせも良くなるのではないかと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
なったや 様、初めまして。
矯正治療に伴う便宜抜歯の影響が気になる事と拝察申し上げます。

実際に、なったや様の口腔内やレントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、影響が出る場合と、出ない場合が有ります。
この場合の咬合力は、咀嚼能力(能率)の事と思われます。

影響が出ない場合
1.前歯部の叢生(凸凹)が強くて、咬み合わせに関与していない歯が有る場合
2.臼歯部の叢生が強くて、咬み合わせに関与していない歯が有る場合
3.前歯部開咬で前歯部が咬み合わせに関与していない場合
4.臼歯開咬臼歯部が咬み合わせに関与していない場合
5.すれ違い咬合

上記のような場合は、抜歯をしても、咬み合わせをしっかり作る事により咀嚼できる歯が増え、咀嚼能力が増加します。

影響が出る場合

1.元々歯の数が少ない場合
2.審美的な面のみを優先して、機能的な面を考慮しないような矯正治療
 例1.僅かな前歯部の前突に対して抜歯を適用した場合
 例2.僅かな叢生に対して抜歯を適用した場合
上記のような場合は、非抜歯で行うことが出来る場合が多し。

現代は、昔に比較いたしますと、新しい技術が登場してきて、抜歯をしないケースが増えてきています。

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