連結のことでお悩みですね。
みなさんよく言われるベストな治療ということですが、実際はそんなものは存在しません。
例えば分かりやすく乳がんの手術を考えてみましょう。
乳房を温存する人、全摘出する人、それぞれがそれぞれの考えで主治医といろいろと考えて結論を出していますけれども、ベストは、というと、その選んだ治療方法がベストですということしか言えません。
もし万人にベストな治療方法があるのであればみんなその方法をとります。
でもそうならないのはそれぞれの病状、治療成果、環境、状況、価値観、もちろん主治医の技術的な側面、そういうものがすべて違うのでそれぞれの条件でベストと呼ばれるものは変わってくるということです。
つなげれば、力に対する耐性はつながないよりももちろん高いです。
そして少々どこかが悪くなっても全体は長持ちはすると思います。
でも連結冠がぐらっと来た時には全部の歯を抜く可能性さえ出てきます。
ではつながなければどうかというと、もちろん一か所に力が加わったりしたり、一部が悪くなったらその歯をやり直す必要性が出てきます。
そこであなたがどう考えるかということです。
あくまで私見ですが私はなるべく連結はしないという方針を立てます。
元々天然歯はつながっていませんし、悪くなったらその部分を
インプラントで
咬合回復させる方が全体が長持ちすると考えるからです。
もちろんここで
インプラントは絶対にしないということなら、この考え方を受け入れがたくなる可能性もあります。
じっくりと悩んでご自分で答えを出すようにしてみてください。
(どちらを選んだとしてもそれがベストです。)