歯のお悩み相談詳細

ご相談

2016/07/09

虫歯に薬を塗る治療の後、半年後に来てくださいと言われました。

れい様30歳女性
今年の1月に虫歯の治療をしました。
その時に、神経にまで到達してるかもしれないので神経を取らないとだめかもしれない、けどもしかしたら薬でよくなるかもしれない、と言われ、歯を削り薬を塗られて蓋をしました。
半年後にまた治療を再開しますと言われ、半年後に行ったところ痛みがないならまた半年後に来てください、と言われたのですが、これは大丈夫なのでしょうか?

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
生きている歯は、虫歯になると神経を守ろうとして、神経の部屋が縮んできます。
細菌からの距離を保とうとして神経の部屋の内側に新しく象牙質を形成するようになりますが、放っておくと、細菌の侵入のほうが速く、神経まで行ってますね、ということになり神経を取る治療となります。
この防御反応を促進するお薬を塗って、象牙質の形成促進を期待し神経を保存する処置をしているのだと思います。
先生にお任せしてもよいと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
経過観察ということかと思います。
神経と歯の間にさらなる床下を作りたいのではと思われます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
むし歯の治療のお悩みですね。

歯というのは実は成長しています。
とはいっても外見上は大人になってからは体積が変わりません。
いわゆる神経、歯髄というところは刺激を受けると象牙質に変わっていきます。
年齢とともに歯髄が細くなって、その分、歯の硬組織の体積は増えていくということです。
今回に治療はそれを利用したもので最低でも3か月、長ければもう少し経過を見て確実にむし歯であったところが固くなるのを待って処置をしたほうが有利なことがあります。
もちろんその仮に詰めている材料などの種類などでその経過を観察する時間は変わると思いますし、どの位治癒していくのか、それともむし歯が進行していくのかは長い期間経過を見ないと分かりません。

今はその経過を見ている状態だと思います。
そして今のところ症状がないのであれば現在のところ大丈夫なんだと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
れい 様、初めまして。
虫歯の治療方法で、ご不安の事と拝察申し上げます。

虫歯の治療は以下の様な方法があります。

一般的に
1.浅い虫歯の場合
 充填処置のみ。

2.深い虫歯の場合
 1)特に症状(しみる、痛い等)が無い場合
  神経を保護する為、裏層後充填

 2)症状が有る場合(しみる、痛い等)
  鎮静作用のあるセメントで間接覆罩、3か月程度経過を見て問題なければ充填

3.神経まで虫歯が達している場合
 1)症状が無い場合
  直接覆罩後数か月経過を見て、症状が無ければ充填処治

 2)症状が有る場合
  抜髄(神経を取る)後充填或いは被せ


深い虫歯の場合、神経を保護する薬剤を含有したセメントで神経を保護して経過をみる事で、第二次象牙質が神経を守るように造成する事が有ります。
これを期待して、数か月観察期間を置きます。

かかりつけ歯科医院でよく診査して頂いて下さいね。
お大事にどうぞ。

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