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2016/03/25

抜歯後、隣の歯が前にせり出してきた。なぜでしょうか?

猫豚饅様52歳男性
昨日下の歯5本を抜いたのですが、抜いた歯(下1番)のとなりの歯が何故か全体的に前にせり出してきて、常時唇と接触している状態です。
相談したところ、印象取りをした後、補綴科で相談してほしいと言われたのですが、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
また元の位置に戻す場合、大掛かりな造作が必要なのでしょうか?
(歯の表面に矯正用ワイヤーを張るなど)

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

これが疑問なんですね。
歯というのは硬い骨に埋まっていますが、舌やほっぺた、上下のかみ合わせなどによってさまざまな力を受けています。
ゆっくり長時間にわたってかかる力によって歯は動いていきます。
(それを利用するのが矯正です。)
今までは奥の歯がそれなりにストッパーになっており、それほど影響がなかったものが、そのストッパーがなくなったことによって歯を動かす力になってきたものと思われます。
また歯周病になっている歯に関してはもっと歯が動きやすい状態になっています。
もともとぐらつきがあるような状態の場合、数週間で歯が動いてくることがあります。

もう一つ、その歯自身が単独で歯周病にかかっているという場合です。
根尖病巣があるようなときにも急に動くことがあります。
このように歯というものは常に動き続けているもので、バランスの上に歯並びは成り立っています。

もちろんこれらをもとの状態に戻そうとするとワイヤー矯正などとても大掛かりになる可能性はあります。
ただその場合も、今奥の歯を抜いているということなので、その支えをなしには考えられません。
総合的にしっかりと治療をしていく必要がありそうです。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
どのような状況の歯を抜いたのかですが、その直後に歯が動いてきたとすれば、抜くことで噛み合わせのバランスが崩れ、今まで以上の力がその歯にかかり動いてきたか、今回は隣の歯のことですので、例えばその歯が根っこしか残っていなくて、それが動いた歯に接触していたとすれば、歯周病で周囲の骨が少なかったりした時は、支えを失った歯が動き出すということは容易に想像できます。

元に戻すのにどのくらいの装置が必要かは状況によりますので難しいですが、簡単に動いたのなら大がかりな造作は必要ないかもしれません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
歯周病の関係もありますし、舌圧、口唇圧のバランスが変わったのかもしれません。
このあたりは先生と相談してください。

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