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2016/01/14

根が割れた奥歯を抜歯した。延長ブリッジとインプラントについて

のり様38歳男性
29歳、男性です。
先月、一番右奥下を抜歯しました。
歯の根っこが割れており、炎症を起こしているので抜歯を勧められ、抜歯をしました。
そのあとの治療についても延長ブリッジを勧められていますが悩んでいます。
色々と延長ブリッジインプラントについて調べましたが、将来のことも考えインプラントの方がいいのかなと思っています。
どちらのほうがよろしいのでしょうか?

川原 正照 先生からの回答

川原 正照
広島県
医療法人社団誠美会 川原歯科医院
川原 正照先生
義歯という選択肢もありますよ。
食事の後に外して洗わないといけないという欠点はありますが、残った歯に負担をかけない、いい方法です。
延長ブリッジの目的は反対の歯が挺出(伸びてくる)してこないためのものなので、あまり意味はありません。
一番後ろの歯に負担がかかるという短所もあります。

さてインプラントですが、上手くいけば10年くらいは持ちます。
ですが管理がよくなかったり、手術に問題があれば、一年以内に抜けるとか、感染するとか、あるいは手術によってしびれが残ったりとか、色々な欠点があります。
そういったものをすべて納得するのであれば、インプラントも一つの選択肢ですね。
私は平成8年頃からインプラントを始めましたが、歯科医師会や行政に届く患者さんからのクレーム、訴訟などに嫌気がさして、一切インプラントを辞めました。
いくらうまくやっても事故は起こるものだからです。
それよりほかの選択肢の方が、利益は少ないですが、患者さんにとっても私にとってもハッピーな方法です。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
延長ブリッジですと、手前の歯2本を削って被せなくてはいけません。
更に、ダミー部分の清掃を十分に行っていないと歯肉が腫れてくることもあります。
ご自分の歯を傷つけずにまた、噛み合わせを崩さずに対応することを考えた場合はインプラントが第一選択肢かと思います。
ただし、天然歯は咀嚼による生理的動揺により隣り合う面が少しずつ擦れあって減ってきます。
減ることにより歯の隙間が大きくなると、ものが挟まるようになるのですが、そうならないように歯は少しずつ前方に移動するようになっています(不思議ですね)。
インプラントは骨にがっちりくっつきますので経時的な前方移動は殆どありません。
第一大臼歯までは天然歯ですので、少しずつ前方に移動するでしょうから、インプラント補綴した7番と天然歯の6番の間には何年かすると隙間が開いてきて、ものが挟まるようになります。
そうなったら被せ物の修理・補修が必要になります。

その辺のことも理解したうえで、決めてください。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
一番奥の歯を抜いたんですね。
歯科医師でも意見が分かれるところですが、私は延長ブリッジはしません。
延長ブリッジをするくらいなら放置という選択肢もあります。
年齢と抜歯原因を考えると奥歯にすごく力のかかるタイプの方だと思います。
そういう方に延長ブリッジをしても、20年後にはおそらく6番も抜歯、下手をすると5番もなくなっている確率が非常に高いと思われます。
インプラントであれば20年後、上部構造は壊れる可能性もありますが、6番が残っている可能性はずっと高いと思われます。

あくまでも一歯科医師としての一意見ですが参考にしてもらえれば幸いです。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
あくまでも私見になりますが、延長ブリッジは避けられたほうがいいと思います。
どうしても片持ち支持というものなので、将来的に歯がダメになる可能性を秘めてしまいます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
のり 様、初めまして。
抜歯後の欠損補綴でお悩みの事と拝察申し上げます。

延長ブリッジは、最近はあまり行われなくなってきています。
その理由は、延長ブリッジ支台歯に無理がかかり、負担過重が、支台歯をダメにする危険性が有る為です。

余裕がお有りでしたら、インプラントをお勧めいたします。

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