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2015/09/12

難抜歯と埋伏歯の抜歯の違いについて教えてください。

そらこ様63歳女性
親知らず抜歯をしました。
埋伏歯だと健康保険の請求対象になるとのことで、2年前の事で診療明細等は持っていないので病院に聞きました。
病院はカルテには難抜歯と記入があります、との説明でした。
埋伏歯難抜歯ですかと確認したら、難抜歯です、と、点数からいうと埋伏歯ではありません、といいます。
歯科医院から大きな専門の大学の歯科病院で抜歯をしました。
難抜歯埋伏歯抜歯と違いますか?
困難な抜歯難抜歯で、その中に埋伏歯難抜歯がありそうですが。
宜しくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
抜歯のことの疑問ですね。
抜歯はその点数によって普通抜歯難抜歯水平埋伏歯抜歯と3段階の点数があります。

普通抜歯は普通に抜けるもの、まっすぐ生えており歯冠もちゃんと歯茎から出ているものとなり、難抜歯とは、歯が少し傾いたりして引っかかり、歯茎を切ったり、歯を削るなどの処置をしないと抜けないもの、水平埋伏抜歯は文字通り親知らずなどが横向きに埋まっており抜くのが難しいもの、歯冠が2/3以上埋もれているもの、余分な歯で埋もれているもの、などがそれに当たります。

どの程度なら水平でどの程度なら難抜歯かというと、大体ですが30度くらいが目安だと思います。
(歯科医師が判断します。)
なので微妙なところは難抜歯埋伏歯抜歯を算定するか、ドクターによって判断が分かれることがあります。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
基本的には同じように考えてください。
とにかく厳しい条件の中で歯を抜きます。
リスクも抱えてくれます。
諸外国では保険で歯は抜けません。
日本のとてもいい制度です。

川原 正照 先生からの回答

川原 正照
広島県
医療法人社団誠美会 川原歯科医院
川原 正照先生
埋伏歯には2通りあって、骨性完全埋伏歯下顎水平智歯があります。
文字通り完全埋伏とは骨の中に歯冠が埋まっている状態、水平智歯とは歯冠部の3分の2以上が骨の中に埋伏していることが必要です。
また難抜歯歯根肥大、骨の癒着歯などに対して骨の開削または歯根分離術を行った場合に算定できます。
これ以外はすべて普通抜歯です。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
そらこ 様、初めまして。

難抜歯とは、
 歯根肥大
 骨の癒着歯
 歯根湾曲
等に対して、骨の開削、または歯根分離術等を行った場合をいいます。

埋伏歯とは
 1.骨性の完全埋伏歯
 2.歯冠部が3分の2以上の骨性埋伏の水平埋伏智歯
をいいます。

両者とも、健康保険適用です。

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