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ご相談

折れた前歯をレジンで治したところが何度も取れてしまいます。

まい様38歳女性
折れたのは小学生の時で、上の前歯の下半分です。
その際の治療では、折れてしまった自分の歯をくっつけてもらいました。
成人してしばらくしても日常生活に支障はありませんでした。
ただ境目が気になり始め、歯医者さんへ行くことにしました。
小学生の頃とは別のところです。
境目が気になることを伝えると、下の方が少し欠けているので、そこも一緒に治療するとのことでした。
それ以外は特に説明はなく、麻酔を打たれ、え?と思っているうちに始まり、口をゆすいで…と言われた頃には、もとのくっつけてもらった部分の歯下半分全部削られてなくなってしまっていました。
唖然としているうちにレジンを詰められ、鏡を見せられることもなく、終わったよと帰されました。
帰って恐る恐る見たところ、さほど違和感はなく、歯の裏の凹凸は気になるものの見えないからいいかな…と不安感と疑念は残っているものの、なくなってしまったものは仕方ない…と、なんとか納得させました。

それから半年ほどして、起きたらくっつけてもらった部分がとれてなくなってしまっていました。
その日が休みだったこともあり、別の歯医者さんに行き、また同じ方法でやってもらったのですが、数日でまたとれてしまいました。

折れてから十数年、自分の歯だった頃は何の問題もなかっただけに、以前の治療で削られてしまったことがとても悔やまれます。
後悔しても仕方ないのですが…。

その時の治療法は正しかったのでしょうか?

転院も考えており、でも無知なままだと同じことを繰り返してしまいそうで不安なため、一般的にはどのような対応をするのか、ご意見を伺えたらと思います。
よろしくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
前歯のレジン充填ですね。
治療方法としては正しいとおもいます。
というか、様々な方法があると思いますが、不正解の治療方法なんてありません。

かけてしまったことは仕方がないことですし、その隙間の色が変わってくることは経年劣化で仕方のないことです。
それを何とかできるだけ低侵襲で治療しようとなるとレジン充填しかなく、しかもその下のところが欠けていたということになるとその難易度も高くなってくるでしょう。
接着力だけで歯をつくっていくことは非常に難しい技術です。
色を合わせるというだけでもかなりの難易度です。
それをもとの歯と根元のところで合わせるというのはあまりに難しすぎて無理ということで、かけたとことを削ったのだと思います。
(色という主訴だったのでそれを優先した結果だと思います。)

全体を削ってかぶせてしまうほうがある意味簡単です。
でもそうしたほうがよかったんでしょうか?
決してもっと削ってほしかったわけではないと思います。

かみ合わせがきつい場合ちょっとしたことで外れることがあります。
懲りずに何度かレジン充填をしてもらうのがいいと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
概ね間違ってはいないと思います。
もう少しきちんとつけてもらえるところを探す必要があるかもしれません。

川原 正照 先生からの回答

川原 正照
広島県
医療法人社団誠美会 川原歯科医院
川原 正照先生
ずっと症状がなかったのに、削られて…というのは残念ですね。

でもそういう歯はむし歯になりやすく、むし歯があったのでしょう。
インフォームドコンセントというか、説明がなかったのはいけませんが、治療自体に問題はなさそうです。
そういう歯はよく詰め物が取れるので、今度はかぶせてもらった方がいいかもしれません。

とりあえず説明のなかった歯医者さんからは転院した方がよさそうです。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
まい様、初めまして。
幼少時の破折歯の治療で、予期せぬ結果に戸惑いの事と拝察申し上げます。

一般的に、前歯の破折歯をコンポジットレジンで修復後、脱落や、破折を繰り返すことが時にあります。
多くの原因は、
1.噛みしめ癖
2.夜間就寝時の歯ぎしり
3.TCH
等に有ります。

今回の事例は、治療前のインフォームドコンセントが、不十分な様に思われます。
今後は、充分な説明を納得するまでは、治療を開始しないようにされて下さい。

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