歯のお悩み相談詳細

ご相談

2015/05/17

ブリッジの再治療をしていますが、歯に痛みと臭いがあります。

ななな様42歳女性
上の奥歯がブリッジで、1本、橋になる部分の銀歯が取れました。
歯科医の話で、神経に近い場所まで掘ってありますが、痛みなどありましたか?と聞かれ、違和感は多少ありましたので、痛くな無いが違和感があったこと、出来る限り神経は取りたくないと伝えました。

その部分に少し虫歯があったらしく削り、型どりのために削ったのですが、私の感覚だとかなり削りました。
痛みもあり、手を上げましたが続いて削られました。

その後数日で、歯から嫌な匂いを感じ、痛みもで始めたので、歯医者へ行くと、臭いは原因不明、痛みは形成する際に削ったので、それが原因。
もし続くようなら神経は取るかもしれません。
現在経過見で、少し痛みがあり、臭いも何となく感じます。

そこでご相談なのですが、
(1)この歯からの臭いの原因は?
(2)削りすぎによる神経を取る作業は、こちらは納得出来ません。理由としては、形成する際に何も話がなかった。神経は取りたくないと伝えた。取れはしたが、以前の削り方で5年はもっていた。

なので、どうすべきか悩みます。
また、納得出来ない為、治療費を負担してもらう事は可能でしょうか。
もう取り戻せない歯を、削りすぎたと感じるので怒りを感じるので…。

長くもたせようとしてくれたのだとは思いますが…ブリッジの寿命も教えて頂ければ幸いです。

ちなみに、神経を取りたくない理由は、何度も通うのが大変な為です。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> (1)この歯からの臭いの原因は?

正直、この状況からだとわかりかねます。
現在、匂いと痛みがあるようですが、冷たいもの温かいものに症状が出る歯なのでしょうか?


> (2)削りすぎによる神経を取る作業は、こちらは納得出来ません。
> 理由としては、形成する際に何も話がなかった。
> 神経は取りたくないと伝えた。
> 取れはしたが、以前の削り方で5年はもっていた。
> なので、どうすべきか悩みます。
> また、納得出来ない為、治療費を負担してもらう事は可能でしょうか。
> もう取り戻せない歯を、削りすぎたと感じるので怒りを感じるので…。

削り過ぎかどうかはわかりませんが、虫歯の部分を取るのは致し方ないことで、あるやに思います。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> (1)この歯からの臭いの原因は?

残念ですが診ていないのでわかりません。


> (2)削りすぎによる神経を取る作業は、こちらは納得出来ません。
> 理由としては、形成する際に何も話がなかった。
> 神経は取りたくないと伝えた。
> 取れはしたが、以前の削り方で5年はもっていた。

以前の削り方で5年持っていた、ということですが、最初のスタートが違います。
ブリッジをして何年かしてダメになって、やり直しをする際にはもともとの状態よりも条件は非常に悪いです。
何度かやり直すうちに深刻なダメージが生じ、抜歯になっていくことが多いです。
平均3回くらいブリッジをし直すと抜歯になるといわれています。
(もちろんこれより何回もいける場合もありますし、ダメな場合もあります。)

神経をとりたくないという希望はもちろん尊重しますが、むし歯を残してのブリッジはより問題が生じます。
もしブリッジをして半年一年で痛みが出だしたら、それこそ納得できない、ということになります。
痛みがあるということを承知で削るということは、それだけそこに虫歯があったと考えるほうが自然です。
納得できようができまいが、病気を治すのが歯科医師の一番の仕事です。

もう取り戻せないとありますが、そうなった原因はあくまでむし歯であり、そのことを納得できないといわれても、困ります。
むし歯があるけれども痛くなく、削らずにしかも何年も持つようにブリッジをしてくれと言われるのであれば、だれもそのような治療を引き受けないでしょう。
痛みが出たことは不幸なことですが、歯科医師のミスでそうなったというわけではないので治療費の請求も難しいと思いますし、どうしてもミスだということであれば第三者を立てての裁判ということになるので、それは歯科相談ではなくて法律相談の話になります。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
ななな 様

歯科治療の特異性について少しご説明いたします。
虫歯と言われるものは、感染症でなお、自然治癒することがありませんので、細菌に侵された部分を過不足なく取り除かなければ、自覚症状あるなしに関わらず少しずつ進行していく病気です。
生きている歯の場合は、細菌が神経のある部分に近づくのを防御するために、神経の部屋が縮んでいきます(部屋の壁に新しく象牙質がつくられて、細菌からの距離を保とうとします)。
しかし、象牙質という石灰化物が形成されるのは時間がかかりますので、往々にして間に合わず神経のある部分まで到達してしまい、「神経をとりましょうね」ということになります。

感染している部分を過不足なく除去しようとすると、その歯に痛みがあるなしに関わらず、かなり神経に近づくまで削らなくてはいけないケースもままあります。
処置しているときは麻酔をしていますので、痛みは感じませんが、神経の近くまで、物理的な刺激が加わったことには違いありません。
麻酔効果がなくなると、痛みを感じてくるのはそのせいです。
ほんの少しでも神経のある部屋まで削り込んでしまった場合は、神経と共にある血管からの出血があるので気が付きますが、麻酔効果があるときは、その部分の血管が収縮していますので出血しない場合もあります。
その場合は以後、耐え難い痛みが出てくるはずです。
そこまでいかない場合でも、深くまで削った時は相当の間痛みが続くこともあり得ます。
歯科医師には虫歯の治療が終わったと言われたのに、いつまでも水がしみますが、とか、咬むと痛いのですがなぜですか、とよく聞かれますが、治療後の不快症状にはある程度やむを得ない部分もあります。

削りすぎに対してご不満がおありのようですが、虫歯の進行状況により削る深さは予測がつかない場合もあります。
深くなりそうなとき感染している部分を全部取り除かず、先ほどお話しした防御反応を促進する薬を塗って新たに象牙質の壁ができるのを待って、その後感染している部分を改めて削るという方法もありますが、半年・一年を掛けての治療になります。
ブリッジの土台となる歯の治療方法としては不向きかもしれません。

臭いまたは味についてですが、仮の歯を付けたとしたなら、その仮の歯あるいはセメントの臭い・味ではないでしょうか。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ななな 様、初めまして。
治療後の痛みと臭いでご不安の事と拝察申し上げます。

実際にななな様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、
一般的に臭いの要因には、
1.虫歯由来の臭い
2.歯周病由来の臭い
3.舌由来の臭い
等があります。
治療中の付近に、歯周ポケットの深い部位があるかもしれません。
歯周病の検査をして頂くのも有効です。

一般的に深いむし歯を削りますとしみたり、疼痛が発現する場合があります。
象牙質内の象牙細管を通して温度刺激、接触刺激、酸味刺激等が歯髄内の神経に伝わる為です。

1.症状が漸次減少傾向に向かう場合は、3カ月程経過観察です。
 歯髄腔内部に二次象牙質が造成して来て、神経が守られ、疼痛が消失する場合があります。

2.症状が漸次増加傾向に向かう場合は、歯髄炎に移行しつつあります。
 抜髄(神経を取る)に至る場合もあります。

担当医に良く御相談下さいね。

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