歯のお悩み相談詳細

ご相談

2015/02/23

以前の根管治療が不十分で膿んでしまった歯の治療について。

ともさん様59歳男性
左上の奥から3、4番目の歯が30年前に根管治療が不十分で、骨が溶けだし、上顎洞までそれほど骨の厚みがないといわれました。
一本の歯は歯茎の骨を通って歯茎の表面に穴が出来て白い突起が出来、時々が出たりします。
その影響かわかりませんが、数年前に頭部CTを撮った時に、たまたま上顎洞の中にのようなものが見られ、耳鼻科で抗生物質を処方してもらって対処したことがあります。
今のところ2本とも歯はしっかりしていますが、台湾の(現在台湾に居住)歯医者に見てもらったら、抜歯後、ブリッジインプラントだと言われました。
インプラントだと骨の薄い部分を補強し(sinus elevation)、さらにGBR(guide bone regeneration)をしなければならないかも、と言われました。
ボストン大学で博士号を取ったことのある評判のいい先生だそうなので信頼しているのですが、この状態だとブリッジのほうがいいだろうと言われました。
費用的にはインプラントが総額80万円(インプラントは1本当たり30万円)、ブリッジだとJelstar(semi precious metal)で総額18万円、Cameo(50% gold)で30万円と見積もられました。
2本でもブリッジのほうがいいなんて、強度とかどうなんだろう、とも思ったりしていますが。

日本のお医者さんから見て、私の場合どちらにしたほうがいいのか、セカンドオピニオンをお聞かせください。
日本に帰ってから治療しても、とも思っていますが、最長1ヶ月くらいしか帰省できません。
保険適用もクオリティに限界があるということですので、費用にはこだわっていません。
また、忙しいので治療開始(抜歯も含めて)もう少し(数か月)遅らせてもよいかどうか知りたいと思います。

よろしくお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根っこがしっかりしていて動いていないようなら再度の根管治療をすることをお勧めします。
それでもだめ、もしくはダメそうな状態なら、外科的な根尖病巣の処置、歯根端切除術、もしくは歯牙再植術というのを試してみて、それでもだめなら抜歯という段階を踏んだ方がいいような気がします。

抜歯を前提に考えるのであればブリッジインプラントですが、詳細はやはり見てみないことには何とも言えませんが、インプラントのほうが長期的にみると予後がいいような気がします。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
ともさん 様

今のところしっかりしている歯なら、根の治療をし直してが出ないように治療して頂いたらどうでしょう。
折角のご自分の歯ですので、使えるまで使って頂いたほうが、よいかと思います。

抜歯はいつでもできますし、まして、抜歯後sinus elevationさらにGBRを予定しているようですので、それはいつでも可能ですので、急ぐ必要はないように思います。

抜歯前提の話で、ブリッジインプラントか選択の話ですと、ドクターにより考え方が変わると思います。
お口の状態が解りませんので、一般論になります。
インプラント肯定派は、ご自分の歯を犠牲にして補綴(失われた部分を補う処置)するブリッジよりは、インプラントを勧めるでしょうし、そうでないお考えの先生は、上顎洞にまで手をつけてインプラントをするぐらいなら、ブリッジで良いのではないかとお答えするでしょう。

治療開始の時期についてですが、なるべく早いほうがよいのは言うまでもないのですが、自然排膿する状態になっているようですので、急に腫れて痛み出す確率はそれほど高くないように思われますので、急ぐこともないでしょう。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
一ヶ月ではなかなか治療も難しいかもしれません。
歯を削るよりは、インプラントの方がいいのではと思われます。
インプラント前に全処置が必要になるのが少し大変ですが。

稲澤 陽三 先生からの回答

稲澤 陽三
長崎県
稲澤歯科医院
稲澤 陽三先生
先ず、抜歯しなければならないのでしょうか?
は治療で治る場合がよくあります。
抜歯を前提にしても2本とも?

骨が薄いとサイナス挙上、GBRが必要です。
でも予後を考えた場合、容易ではないでしょう。
ブリッジが妥当かもしれません。

私の場合、の袋を摘出してその空洞に骨補填剤をいれて治癒を待つようにしてます。
動揺もない歯ですから出来る限り抜歯をさけたいですね。

急ぎませんのでもう少し担当医とディスカッションしてください。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ともさん 様、初めまして。
上顎左側4,5番の治療方針でお悩みの事と拝察申し上げます。

一般的に抜歯後の欠損補綴処置には、
1.ブリッジ
短所:前後の歯を削る。強度的な問題が起こる事がある。

2.部分義歯
長所:適用を選ばない。(殆どのケースで適用可)
短所:違和感がある。

3.インプラント
長所:天然歯とほぼ同等の咀嚼能力あり。
短所:費用がかかる。

等があります。

長い目で見れば、費用がかかりますが、インプラントがお得です。
(ただし、専門医等に診て頂く事をお勧め致します。)

歯科医院を探す

全国約68,000件の登録歯科医院より、お住まいの地域や治療内容にあった歯科医院を検索できます。

抜歯に関するお悩み相談

お口の悩みを歯科医師に相談する

ログイン 歯の悩みを相談 歯科医院を検索