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2014/12/10

フィステルの治療と原因について教えてください。

あさの様42歳女性
左下5番目の歯の辺りにフィステルができていました。
存在は認識していたのですが、ただの口内炎だと思っており、数ヶ月放置の後、たまたま定期検診にて発見され、治療の必要があると言われました。

5番目の歯は治療したことのない歯です。
6番目の歯は神経を抜いていて、クラウンを被せており、歯周病などにもなっており、根の状態も良くないと言われていました。

フィステルの治療として、5番目の歯の神経を抜かれました。
削る時、何故5番目の歯がフィステルの原因なのかの説明はありませんでした。

2、3か月間、5番目の歯の根の治療を続けましたが良くならず、別の歯科にかかったところ、フィステルからレントゲンに写る薬を注入することにより、6番目の歯が原因とわかりました。
(薬が6番目の歯の根の黒くぼやぼやしてるところまでのびていた)

後に5番目の治療をした歯科に何故5番目を治療したか問い合わせたところ、フィステルの穴が5番目の歯で止まっていたからと言われました。
削る前にフィステルにレントゲンに写る薬を注入されたり、ちくっとする器具を刺したりしてレントゲンを撮った記憶はありません。
(神経を取った後に、ちくっとするものを刺してレントゲンを撮った記憶はあります)

そのようなレントゲンにうつる薬剤やちくっとする器具を刺さずともフィステルの原因を特定することは可能でしょうか。
また、フィステルの原因の根のが3ヶ月ほどで5番目から6番目の歯に移動することは考えられるでしょうか。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
5番目の歯の位置にフィステルがあれば5番目の根っこの異常を疑うことはあります。
小臼歯には時に中心結節というものがあり、気がつかないうちに神経が死んでしまっていることがあるからです。
もちろん慎重にそのことは調べないといけないと思います。

ただ毎回どのようなケースでも調べているかと言われると、それはそうではありません。
5番のところにフィステルがあるから5番の根治を行ったが良くならないので、よくよく調べてみたら6番目の歯が原因であった、というような場合、後からもっと詳しく調べておけばということは言えますが最初からは難しいです。


> そのようなレントゲンにうつる薬剤やちくっとする器具を刺さずともフィステルの原因を特定することは可能でしょうか。

CTを撮影すれば可能だと思います。
(ただいきなりでは、保険では認められないと思います。)


> また、フィステルの原因の根のが3ヶ月ほどで5番目から6番目の歯に移動することは考えられるでしょうか。

根尖病巣がつながっている場合には移動ではありませんが、その原因が両者にまたがることはあります。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
確定するには必要な場合があります。

いろいろな検査をして特定することは大事なことかと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
あさの 様、初めまして。
下顎臼歯部のフィステルの治療でお悩みの事と拝察申し上げます。

実際にあさの様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、一般的に、フィステルの原因がどの歯なのか、特定する為には
1.視診
2.触診
3.打診
4.レントゲン
等を用いて総合的に判断致します。

フィステルが、2本の歯の中間あたりにあり、判断が難しい事もあります。
判断が難しい場合、ガッタパーチャポイント等をフィステル開口部より挿入してレントゲン撮影を行う事もあります。

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