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原因不明の痛みはどうなりますか?

みゆき様47歳女性
1年前、物を噛んだ時に痛みを感じ職場の近くの歯医者に行きました。
数か月前に神経をぬいてる歯でレントゲンを撮ってみたところ異常はなく、中を掃除して様子をみることになりました。

痛みは体調によって強かったり治まったりを繰り返し、ようやく治まった期間が続いたので仮歯を入れたのですが、また痛みが生じ、首や頭にまで神経痛のような感じがでてきました。先生に症状を訴えると、「原因がわからず難しい。様子を見て進めましょう」とだけ。

噛み合わせを弱めてもらいましたが、まだ少し当たっているようで、チクチクと何も噛んでいない時も感じることがあります。過って固い物を噛んでしまった時にはガキッとまるで石を噛んだような激痛で、今はなるべく反対の歯で噛むようにしています。

■質問1■ 上記の内容で何か考えられる原因はありますか?

■質問2■ その歯医者をやめて他の歯医者に変えたいと思っていますが、今の状態で変えるのは問題がありますか?

ご回答のほどよろしくお願いします。

鈴木 淳一 先生からの回答

北海道
医療法人社団SPLUS すずき歯科クリニック
鈴木 淳一先生
■質問1■ 上記の内容で何か考えられる原因はありますか?
→もともと物を噛んだ時に痛みを感じて神経を抜いたのですね。仮歯を入れてまた痛みが生じたんですね。

可能性としては
1)歯の根っこが破折(ひびが入ってる)している。
2)根っこの先に炎症が残っている。が考えられます。

1)のときはだまっているとあまり痛みを感じません。また、ヒビが大きくならないとレントゲンでも異常はありません。ただ、よく観察したり染色したりするとヒビのラインが見えることがあります。治療は・・・難しいと思います。ヒビを何かで埋めたとしても噛む力がかかるとヒビが開くので痛みが出ます。

2)のときは再度根っこの治療をしたら治まる可能性があります。

■質問2■その歯医者をやめて他の歯医者に変えたいと思っていますが、今の状態で変えるのは問題がありますか?
→いえ、特に問題はないと思います。他の先生の診断を仰ぐのもOKだと思います。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根っこの処置は実際には非常に難しいのが現状です。歯の根っこというものは、良く図で描かれているように単純に1本ではなく、枝分かれ、扁平化していることも多いです。

今回のようにレントゲンでは分からない状態でも根っこの先での破折や、別の場所に穴があいたり根っこの先端の穴がずれたりして炎症が起き、そのために痛みが長引いたり、噛んだときに痛んだり抵抗力が落ちた時に痛みが出てくるといった症状が出たりといったことはどうしても避けられないこととして存在するのが現状です。

また根っこの破折など、抜歯をしなければ最終的に治療が困難であったということも実際にあり得ます。

転院をすればそれらの症状が治るという可能性も否定はできませんが難しい状態の治療はどこに行っても難しいです。どのようなことが考えられるのか、もう一度主治医に尋ねてみて根っこの専門の大学病院などに紹介してもらうのも一つの手段かもしれません。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
お困りのようですね。
■質問 1■
→以前に神経を取った経緯ある歯ですので、症状が改善するまで多少時間がかかる時もありますが、ぜんぜん落ち着かないようならば、歯の内部のどこかに、まだ原因が残っているかもしれません。
   
■質問 2■
→第一は、現在の先生によく相談することですが、解決しないようなら、セカンドオピニオンを検討してみるのも宜しいかと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
■質問1■上記の内容で何か考えられる原因はありますか?
噛み合わせたときに、先にあたる感覚があるのであれば、もう少し噛み合わせを調整してもらう必要があると思います。上下にかんだとき、歯ぎしりをしてスムーズに動くようにしてもらいましょう。歯に亀裂が入っていたり、割れたりしていないかも重要になると思います、神経のない歯で、かつ奥の歯ですから噛む力もかなりかかっていると思います。

■質問2■その歯医者をやめて他の歯医者に変えたいと思っていますが、今の状態で変えるのは問題がありますか?
→難しい問題ですね。 その歯医者さんに信頼を置いているのであれば替える必要はないと考えますが、不信感を抱いてしまったのであればいたしかたないような気もします。

もう少しコミュニケーションをとってもいいのではないかなとも思います。

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
一年前に痛みを感じて治療をされた歯は、その数か月前に神経を取った歯であるということでよろしいでしょうか。ということは、御痛みが出た段階では神経はすでにない歯で、再度根管治療を行い現在にいたるということですね。

この状態から考えられる原因として、もしかすると歯根破折ではないかと思います。レントゲンには写りにくいので鑑別が困難です。残髄(神経が残っていること)の可能性も考えられますが、再治療をしておられる先生が「原因が分からない」とおっしゃっているので、おそらくそうではないと思うのですが。。。

ただ、歯の種類によっては側枝と呼ばれる神経の細い枝高頻度にある場合もあり、通常の治療では見つかりにくいので、可能性がないわけではないです。

今の状態でほかの歯医者に変えていただいても問題はないと思いますが、次の先生にもしっかり今までの経緯をお伝えになられたほうがよいと思います。
診査によってはほかの原因があることもありますので、きちんと調べて頂き、治療をしてもらうようにしてください。

藤原 慶輔 先生からの回答

藤原 慶輔
京都府
ふじわら歯科クリニック
藤原 慶輔先生
■質問1■
上記の内容で何か考えられる原因はありますか?  
→お口の中には空気があって育つバイ菌(好気性菌)と、空気がなくて育つバイ菌(嫌気性菌)の2種類があります。

空気があって育つバイ菌(好気性菌)は空気のないところではあまり活動しなくて、歯にふたをしたらしんでしまいますが、逆に、空気がなくて育つバイ菌(嫌気性菌)は歯をふたした後に出てくるバイ菌で、歯にふたをすると活動するバイ菌です。

たぶんふたをしたので空気がなくて育つバイ菌(嫌気性菌)が増えているのだと思います。

■質問2■
その歯医者をやめて他の歯医者に変えたいと思っていますが、今の状態で変えるのは問題がありますか?
→問題があると思いますのでしっかりとかかりつけの先生の言う事を聞いたほうがいいと思います。

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