歯のお悩み相談詳細

ご相談

歯ぎしりで歯肉異常

さりー様74歳女性
初めて ご相談させて頂きます。
私は夜、眠っている時 歯ぎしりがひどく歯肉をかんで下の歯を2回けずってもらいましたがその後も又かんでしまいその所がタコみたいに硬くなってしまいました。

前に歯科の先生に診て頂きましたが大丈夫だと言われましたがこれはそのままにしておいてもいいのでしょうか?

藤原 奈津子 先生からの回答

藤原 奈津子
京都府
ふじわら歯科クリニック
藤原 奈津子先生
歯ぎしりでお困りのようですが、寝ている時に何も口の中に入れられてはいないのでしょうか?マウスピースのような歯を覆う器具を入れられてみてはいかがでしょうか?

頬のお肉を咬むということですが、マウスピースを入れてもかむということであれば、マウスピースを調整して上下の歯が接する部分に頬の粘膜が当たらないようにすることも可能です。

木村 也寸志 先生からの回答

北海道
医療法人社団 一期会 ウェル歯科診療室
木村 也寸志先生
さりーさん。

>これはそのままにしておいてもいいのでしょうか?
 そのままにしてしまうのは、あまり良くないと思います。タコのように硬くなってしまった歯肉が、悪性化する可能性もないわけではないからです。

また、歯ぎしりには 良い歯ぎしり と 悪い歯ぎしり があります。どうもサリーさんの歯ぎしりは、治療の対象とすべき歯ぎしりのように思えます。上下の歯は、通常出会ってしまいます。(噛み合うってことです。)出会ってしまう以上、必ずお互いに影響し合ってしまいます。

また、上下の歯が出会う時、同時にもう一つの場で上下の出会いがあります。顎関節です。アゴの関節部にも何らかの力が発生しているんですね。
そして、アゴが動き 歯と歯が出会う時、アゴを動かす筋肉もまた同時に働いてくれています。

つまり、歯と歯が出会う時、必ず出会う歯どうし およびその歯の周辺支持組織、顎関節、咀嚼筋(アゴを動かす筋肉群)に少なからず影響を与えてしまう、ということなんです。

本来、歯ぎしりとは生理的なもので、人類がその発達過程で、特に脳の発達と関連して得た大事な生体防御機転のひとつと言われています。

ですから、良い歯ぎしり歯ぎしりをしても 歯やその周辺組織や顎関節・筋肉に最小限の影響しか与えず、体が常に順応適応するため不快なことは現れません。

しかし、アゴが動く時、強い摩擦抵抗を発生してしまうような良くない歯ぎしりの場合は、歯・歯周組織・顎関節・筋肉のうちのその個体によって弱いところにまずは強い影響を与え、不快な状態を発生させます。

例え、強い引っ掛かりや抵抗があってもアゴは、歯ぎしりが生理的機能である以上、その強い抵抗に打ち勝つさらに強い力を筋肉に要求し発生させて動いてしまうのです。すると、ますます歯には強い力がかかり、顎関節に負担をかけ、筋肉を疲労させるのです。

歯や周辺組織に強い影響が出ると、咬耗摩耗・亀裂・破折・シミる・う蝕・動揺・歯肉退縮・歯周病などなど顎関節に影響が出ると、アゴがずれる・開きにくい・音が出る・開こうとすると痛い・開けないなどのいわゆる顎関節症の症状が、筋肉に影響が出ると、筋肉の過緊張から筋肉は疲労し筋膜性のストレスが蓄積して、押すと痛い・アゴがだるいとか、頭痛・片頭痛・コリ・肩こりといった表現になる時もあります。

また、歯ぎしりの生理的機能の最大の役目は、ストレスブレーキング。
ストレスの発散ですので、これがもし、うまく行われないとすると、免疫系や自律神経系からも様々の不調が引き起こされてしまう可能性すらあります。

歯ぎしりは、時に非常に怖い時がありますので、精査してもらうことも検討してみては如何でしょう。

鈴木 淳一 先生からの回答

北海道
医療法人社団SPLUS すずき歯科クリニック
鈴木 淳一先生
さりー 様

こんにちは。

寝ているときに歯ぎしりがひどく歯肉を噛んでしまうのですね。そのところがタコみたいに硬くなってしまったんですね。そのままにしておいてもいいのかどうか心配なのですね。

できれば歯肉を噛まないようにしたほうがいいと思います。噛む原因が歯ぎしりであればその対応をしたらいいかもしれません。寝るときに入れるマウスピースを入れることによって歯肉を噛むのが収まる可能性があります。

歯ぎしり防止装置」を作ってくださいと言えば、歯科医院で作ってくれると思います。保険適応です。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
その噛んでしまう場所にもよって対処方法は変わってきます。

まず噛んでしまう原因が何なのか?奥歯の擦り減ってきたのが原因であれば、奥歯全体の噛み合わせを高くすることが必要ですし、一番奥の歯が伸びてきてあたっているのであればその部分を削るといった方法などが考えられます。(この場合、時間がたてば再度出てきてあたりだす、といった再発が考えられます。)

また対症療法的にマウスピースのようなものを使用して保護することも考えられますが、いずれにしても、それなりの処置が伴います。(マウスピースも慎重にしないと、噛み合わせが変わってくることもあります。)

特に奥歯全体の噛み合わせを治していくというのは大変時間も費用もかかってくると思います。そういったデメリットが、今の歯肉を噛んで硬くなっているという症状のデメリットより大きいと判断された場合、処置をすることになると思います。

また、歯ぎしりが強い人の場合、処置をしたとして、人工物で様々なことをしても、その人工物がすぐにダメになるという傾向にあることも、実際にはよくありどのようなトラブルが出てくるか、様々ありすぎてわからないことも多いです。

それならしない方がよかった、ということにならないようにある程度慎重にしなくてはいけません。

それらを考慮して、今のうちはしばらく経過観察ということではないでしょうか?

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
歯ぎしり食いしばりですが症状をなくすのは難しいかもしれません。が、特に就寝中のこの症状は歯にかなりの負担がかかっている場合が多いので(何十キロから100kg以上かかっている場合もあるみたいなので)歯やその周りの組織に悪影響を及ぼすこともあります。

特に歯は磨り減ってきます。それでなくても通常10年で1mm歯は磨り減るともいわれています。できましたら 以後歯を削って調整するのではなく、足せるところは足す。夜はナイトガード等のマウスピースを装着して就寝し、歯を守ったほうが良いのではないでしょうか。

山田 恵子 先生からの回答

宮城県
やまだけいこ歯科クリニック
山田 恵子先生
さりー 様

ご相談ありがとうございます。
歯ぎしりにはいろいろ原因があると言われますが、無意識の行為なので、その除去はなかなか難しいのが現状です。

歯ぎしりによる弊害は、顎の関節が痛くなったり、歯が削れて神経が出たり、肩こり、頭痛の原因になったりします。このような弊害があるときは就寝時にマウスピースを入れる方法があります。

歯肉を傷つけるとのことですが、このマウスピースにより防ぐことが出来ると思います。

かかりつけの歯科医院に相談してみて下さい。

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
歯ぎしりというのは、「貧乏ゆすり」によく似ていて、何かしらのストレスを発散している現象といわれています。当院での治療方針としては、マウスピースをお作りし、夜間(就寝中)に使用していただくことで、身体的・肉体的ストレスを軽減し、歯ぎしりによる歯や周囲組織の負担を減らすという方法をお勧めしております。

歯ぎしり歯周炎を増悪させますし、場合によっては歯の破折や顎関節症の原因になったりもします。どのような方法でもよいので、もし治療していただける先生がおられるのであれば、治療なさったほうがよいと思います。

藤原 慶輔 先生からの回答

松尾 光至 先生からの回答

松尾 光至
奈良県
松尾歯科医院
松尾 光至先生
どの部分の歯肉を咬むということなのかが、すこしわからないのですが?

一番考えられる所となると、噛み合わせが深くて、上の前歯の裏側かなとも思います。歯肉、特に歯の周りの部分に、対合歯が当たると、歯肉炎が起こりやすく、辺縁性歯周炎を引き起こすことにもなります。

対症療法とはなりますが、マウスピースを就寝時に使うことが一つの解決法ではないかと思います。

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