歯のお悩み相談詳細

ご相談

2009/09/05

歯医者を変えた方がよいのでしょうか?

あや様42歳女性
はじめまして。去年から歯医者に通っているのですが、行くたんびに不信感が募ってしまいます。

その理由は、まず治療してつめてもらった所は平均で1週間ぐらいで何回も取れてしまいそのたんびにつめなおしてもらう為治療が全然進まない。何回もとれてるにも関わらず同じ方法でつめるのでまたおなじように取れてしまいます。最終的には紫外線?で付けてもらって今現在は取れてません。

治療費も2〜3回は無料でやってくれたのですが他はしっかりと払わされました。最初からちゃんと治療してくれていれば払わなくて良いお金だと思うととても損をしてる気分になりました。ちゃんと言わなかった私にも非はあるとは思うのですが・・・。

そして一番最近行った時に上の前の歯が少し黒く虫歯になってきていたので治して下さいと言ったら、なりかけだからまだ良いんじゃないの?と言われました。前の歯で見えるのでと言い何とか治療はしてもらえたのですが。

普通は初期の方が痛みも無いし治しやすいと思うのですがそうでは無いのでしょうか?その歯科医の言い方だとひどくなってから治すと言う風に感じました。少しひどい虫歯麻酔は使わず染み止めの薬を入れて次の時に治してもらっているのですが、薬が効いていないのかとても痛くて行くのがだんだん憂鬱になってしまっています。

こういう事が何回かあり今歯医者を変えようか悩んでいます。もし治療途中で歯医者を変えたとして治療途中でも他の歯医者で見てもらえるのでしょうか?
ただ今の歯医者はどうやって治療をするかなどは丁寧に説明してくれます。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
○前の歯の気になる黒い部分についてですが、削らないことの訳はきちんと予防すれば、虫歯は進行しないとの理由があるからだと思います。しかしながら、前の歯は第三者から見える部分でもあるし、審美的にも気になる部分なので、優先順位としては患者さんの意見を優先するほうが良いと思います。決してひどくなってから削る意味ではなく、なるべく歯をいじめない考えだと思ってください。削った歯は元に戻りませんし虫歯のリスクを抱えることになります。ですので虫歯と判断して削るときはきちんと削る治療、そしてその後の予防が必要になります。私的にもこのような場合、経過を追う場合と積極的に介入して治療をかける場合に分かれることがあります。最終的には患者さんとの信頼関係、患者さんの希望、自院の治療スタンス等から相談して決めます。きちんとご自身の希望、意見、思ったことははっきり担当のDrに伝えましょう。

○治療のときに痛みがあるようですので、麻酔をして治療してくれるようにお願いしても良いと思います。痛いのはやはり誰でもいやですから。

○どうしても納得がいかない、あるいはご自身的にあわないようでしたら、歯科医を変えるのも止むを得ないと考えます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
大変不信感を持ってしまわれたようで、誤解も生じているようですね。

金属を詰めたものと思われますが、どうしても外れる、ということは浅かったとか、外れやすい形態であったということが考えられます。外れないようにするにはもっと深く削ればよいのですが、もっと深く削るということは、今虫歯ではない健康な部分をさらに痛みが出るかもしれないという危険を冒して削るという意味です。出来れば今以上に削らないで接着剤でもてばよいのですが、噛むという力は想像以上に強力で、どうしても外れてしまうことも少なからずあります。

その際、再診料はもらうと思いますが、再度の形成や型どり接着操作の費用などは、保険上1回しか認められないので、何回してもその治療費は払っていないと思います。逆に再診料はサービス(0円にする)ことは規則違反とされる行為です。本来であればおかしいと思われるでしょうが、料金が発生します。

また前歯の小さな虫歯ということですが、その小さな虫歯を削るためにそこに至るまでに健康な歯を削らなければそこを埋めることはできません。その健康な歯の体積が、虫歯よりも大量だとしたら、削ることによって生じるデメリット、埋めた所と自分の歯のギャップがより大きくなるということも考えられます。

痛みがある時は、痛みがあるので麻酔をしてほしいなどの要望を伝えて処置をしてもらってはいかがでしょう。よく説明をしてくれるということなので、まずはしっかり質問をしてみましょう。
(それでも治療方針のずれがある場合には、歯科医院を変えるのも一つの手段です。)

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
お話をお伺いすると、あや様は今の担当医の治療内容および方針に疑問を感じておられるということですね。

その先生の治療内容や方針について間違っているとは言えません。ただ、あや様がおっしゃる通り、方法はそれ以外にもあることは事実です。きちんと説明をして治療をされる先生ですから、その先生なりのお考えで患者様のことを考えての治療だと思いますが、実際にあや様がご不安に思われるということであれば、歯科医院を変えられても良いと思います。

治療途中でも他の歯科医院は受け入れてくださると思いますが、再度レントゲンを撮るなど初診時の検査をする必要があるということはご理解の上、転医なさってくださいね。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
あや 様

ご質問は以下のような点でしょうか?
1.治療時に詰めたものが何回も取れてしまう。
2.光で照射して治療した後は取れない。最初からこれをしてくれていれば治療費がかからなかったのではないか?
3.「上の前の歯が黒くなってきているので治したい」と言ったが「まだ良いんじゃないの?」と言って取り合ってくれない。早く治した方が痛みも少ないのではないか?
4.虫歯も薬を入れて治しているが、とても痛くて行くのが憂鬱になっている。
5.治療途中で医師を変えてもちゃんと見てもらえるのかどうか?
6.ただ、今の歯科医師は治療の説明などはていねいにしてくれる。
文面からは以上の問題点が指摘されています。
この文面から感じられる歯科医師像は、あやさんあなたのお気持ちに反して、まじめな歯科医師ではないかと思われます。もちろんもっと詳しくお聞きすると違う点が見られるかもしれませんが、患者さんのお気持ちと私たちの受け止め方はだいぶん違うように思います。それを元にお答えをしていきます。

お答え。
1.はじめから深く削り、詰め物をすると外れにくいのは当然です。しかし、悪いところだけを削りその様子を見ながら、経過がよい場合はそれで詰め物をするというのはとても面倒な作業です。しかし、歯を大事にする歯科医師はそのような方法をとる場合があります。患者さんからすると「治療した詰め物が1週間ぐらいで外れるのは治療の仕方が悪いのではないか?」と思われるのは当然ですが「深く削らないで、悪いところだけを削り、できるだけ歯を大切にしたい」という場合は あやさんが経験したようなことは起こりがちです。ただ、後で出てくるように「治療の説明がていねい」なら、その程度の説明をどうしてしなかったかは疑問です。

2.経過がよい場合は、現在「コンポジットレジン」という複合材料で、悪い歯質の切削量が最小になるように削り、その穴に詰めるととても経過の良い材料があります。そのような治療をしてもらったのではないでしょうか?その間に1週間ごとに何度か外れたのを埋めた治療費が無駄になったように感じておられますが、これは決して無駄ではなく、後々掘り返す必要があったり、せっかく治療したものをやり直す方がもっと時間と費用がかかります。私から見ると理にかなった治療法です。ましてや治療をしながら2,3回の治療費をもらわ無かったのはボランティアの治療で、親切としか言いようがありません。ただ、どうしてその説明を歯科医師をしなかったのでしょうか?

3.私が歯科大学で習った時代は「う蝕虫歯)は見つけ次第早く削って、詰めて治す」というのが鉄則でした。その後、現在では、軽度のう蝕は削らずにフッ素を使って、唾液中のカルシュウムを歯の方に戻るようにという「再石灰化」を考えるようになってきています。私もできるだけ削らずにご本人の歯ブラシやフッ素を使った洗口などで再石灰化を考えます。

4.行くのが憂鬱になっているくらい痛いのでしたら、その状態を先生にお話しになればいかがでしょうか。今までは神経の中に細菌が入ると即抜髄(神経を抜く)と考えましたが、今は抗生物質を組み合わせて、できるだけ神経を保護して延命を図る方法も考えられてきています。このような場合は、一時的に痛いのを我慢しなければならないことがあります。痛いのは大変でしょうが、憂鬱にならずに行かれて先生にどのようなときに、どの程度の痛みがどのくらいの時間続くかということをお話しになってみてください。

5.治療中の歯であっても歯科医を変えても次の歯科医師は気持ちよく診てくれると思います(見てくれないようなら次の歯科医院へ行かれるといいです)。

6.治療の説明をよくしてくれる歯科医師なのに、あなたが感じておられることに一つも的確な説明や回答をしていないことがとても不思議です。あなたの訴えが先生に届いていないか、先生の答えや思いがあなたに届いていないかのどちらかだと思います。もう一度問題点をご自分で確認をして、先生に話をしてみてください。歯科医院を変えるのはその答えをよく聞いてからで遅くないと思います。

今の痛みが早く取れるように願っています。

藤原 慶輔 先生からの回答

藤原 慶輔
京都府
ふじわら歯科クリニック
藤原 慶輔先生
歯医者さんを変えましょう。(行くのが憂鬱なら)

少しひどい虫歯麻酔は使わず染み止めの薬を入れて次の時に治してもらっているのですが、薬が効いていないのかとても痛くて行くのがだんだん憂鬱になってしまっています。

> こういう事が何回かあり今歯医者を変えようか悩んでいます。
もし治療途中で歯医者を変えたとして治療途中でも他の歯医者で見てもらえるのでしょうか?> ただ今の歯医者はどうやって治療をするかなどは丁寧に説明してくれます。

このことは心配しなくても大丈夫です。しっかり相談に乗ってくれる所を探しましょう。

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