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2014/07/23

ブリッジの支えが折れて、再度ブリッジか部分入れ歯と言われた

covachan様57歳男性
もう10年以上前に、右上の奥から2番目の歯がダメになり、抜歯をして両隣の歯でブリッジをしていました。

先日、歯の痛みにて受診をして、そのブリッジを外し治療をして、再度同じようにブリッジを付けました。
付けて数日後にグラグラする為に歯科に行くと「支えている歯(奥から3番目)が折れているし土台にも使えないから」と1ケ月前に抜歯しました。
抜歯の際「間を2本にしてブリッジにする事も出来るが、良い歯(奥から4本目)も削らなければならないし、無理がかかるのでまた折れてしまう可能性もあります。2本分だけ部分入れ歯にする方法もありますから、どちらが良いか考えておいてください」と言われました。
やはり自分としては「40歳代で入れ歯」と言う事が嫌でありますが、ブリッジにする事で、また折れてしまうのも心配があります。

そこで先生方にお伺いしたいのは
(1)治療に関してはこの二択しかないのでしょうか?
(2)どの選択が良いのでしょうか?
(3)一度目にブリッジを作り直した際に、すぐに折れてしまったのですが、治療費は普通に支払いましたが、そう言うものなのでしょうか?

お忙しいところ申し訳ございませんが、ご回答いただければ嬉しく思います。
よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> (1)治療に関してはこの二択しかないのでしょうか?

保険治療ということであれば2択になります。
保険外を含めるとインプラントという選択肢もあります。


> (2)どの選択が良いのでしょうか?

個人の価値観によります。
われわれ歯科医師がいくら両隣の歯を傷つけないで、最も長持ちするであろうインプラントがいいと思っても、経済的な理由で、選択しない場合もあります。
入れ歯のほうが安全かなと思っても、違和感を嫌いブリッジで、という方もおられます。
削るのが嫌なので入れ歯にという方もおられます。


> (3)一度目にブリッジを作り直した際に、すぐに折れてしまったのですが、治療費は普通に支払いましたが、そう言うものなのでしょうか?

ガンの手術をしてすぐに再発したらその後の治療費は払わなくていいのでしょうか?
医療はその医療行為に対して確実に成功するという前提で行えるわけではありません。
確実性を求めるのであれば何らかの問題のある歯を全部抜いて入れ歯にするというほうが確実です。
ですが現実にはそうはできません。
一度ブリッジをして弱った土台ではありますが、すぐに抜いてしまうよりも、持たないかもしれないけれどももう一度ブリッジを作ってみようということをして、その後やはり駄目であったという場合、当然その医療行為に対しては治療費が発生します。
もし少しでもリスクがある場合、だれももう一度ブリッジにはせずに入れ歯にするでしょう。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> (1)治療に関してはこの二択しかないのでしょうか?

後はインプラントがあると思います。


> (2)どの選択が良いのでしょうか?

一番違和感の少ないもので、歯を削ることがないことを考えますと、インプラントかと思います。
が、どれにも利点欠点があります。
ブリッジは健全な歯を削らなくてはならないというところ。
義歯は取り外しの煩雑さ。
インプラントは高額な治療費。
最終的には予算等の問題になるのではと思います。


> (3)一度目にブリッジを作り直した際に、すぐに折れてしまったのですが、治療費は普通に支払いましたが、そう言うものなのでしょうか?

お口の中に入れたものですが、一生持つと考えることはかなり少ないのではと最近思います。
多かれ少なかれ使用に際して、歯も詰め物も削れてくることがわかっています。
消耗するものだと考えておいた方が、正しいと最近は思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
covachan 様

(1)歯の喪失に対する対応の仕方には3方法があります。
・取外し式の義歯
 いわゆる入れ歯

・固定制の義歯
 欠損部分の両隣の歯を削って被せることで欠損部分を連結固定
 いわゆるブリッジ

欠損部分の骨に歯の代わりになるものを埋め込んで噛み合わせを回復する方法
 人工歯根
 いわゆるインプラント
 これは両隣の歯に手を加えず、取り外し式でもない方法です。
 詳しくは主治医にお聞きください。


(2)お若い方が入れ歯と聞くと、情けなくなる方もおられるでしょう。
しかし、ブリッジというのは、土台となる歯にどうしても本来の負担以上の負担をかけてしまうことになります。
奥から4番目の歯は神経をとってしまっている歯なのでしょうか。
それとも、まだ、何も手をつけていない歯なのでしょうか。
経験したように、神経をとってしまっている歯は、死んだ歯ですので、割れてしまうことがあります。
ブリッジは、土台となる歯の数をできるだけ、多くしたほうがそれぞれの歯にかかる負担を分散することになるのですが、それだけ、ご自身の歯を犠牲にすることになります。
見た目をよくしようとすると、健康保険では賄いきれなくなります。
インプラントはどうかとなりますと、健康保険外の処置となりますので、高額な医療費となることを覚悟しなければいけません。
また、十分な骨の量が無ければ、まず、それを造ってからということになりますので、時間がかかる場合もあります。
料金を含めて色々な条件がありますので、よく理解したうえで処置を受けられたらよいと思います。


(3)医療費は、成功報酬ではなく、行為に対する対価となっておりますので、よほどの過失・過誤が無い場合を除き、そういうものとご理解ください。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
40歳代で義歯(入れ歯)というのはいかにも残念だと思います。
心中お察し致します。
しかし、子供のとき乳歯が抜けた場合、永久歯の場所を確保する意味で義歯を入れる場合もあり、「取り外し」という手間をいとわなければ、お書きになっているように他の歯を削るのは最小ですみますから、とても良い方法であります。
ただ、お書きになっている事でいくつか疑問があります。
それについて書いておきますから、歯科医院でよくお話を聞いて、納得できなければセカンドオピニオンをさがして治療方法についてよく聞いてください。


> もう10年以上前に、右上の奥から2番目の歯がダメになり、抜歯をして両隣の歯でブリッジをしていました。

歯がだめになるというのはよほどの事です。
その歯がだめになった時に、他の歯をだめにしないように歯磨きの方法や食事の指導はあったのでしょうか?
また、ご自分では完全にメインテナンスするのは大変なので、定期的にチェックをする必要がありますが、定期的に見てもらっていたのでしょうか。


> 先日、歯の痛みにて受診をして、そのブリッジを外し治療をして、再度同じようにブリッジを付けました。
> 付けて数日後にグラグラする為に歯科に行くと「支えている歯(奥から3番目)が折れているし土台にも使えないから」と

新しいブリッジをつけて本当に数日してグラグラしたのでしょうか。
既に折れている支台歯(土台)にブリッジを入れたのか、ブリッジを入れたために土台が折れたのか。
いずれにしても考えにくい症状です。
よく伺ってください。


> 1ケ月前に抜歯しました。

残念!


> 抜歯の際「間を2本にしてブリッジにする事も出来るが、良い歯(奥から4本目)も削らなければならないし、無理がかかるのでまた折れてしまう可能性もあります。2本分だけ部分入れ歯にする方法もありますから、どちらが良いか考えておいてください」と言われました。
> やはり自分としては「40歳代で入れ歯」と言う事が嫌でありますが、ブリッジにする事で、また折れてしまうのも心配があります。

迷うところだと思います。


> そこで先生方にお伺いしたいのは
> (1)治療に関してはこの二択しかないのでしょうか?

この2つの方法が最も良いと思います。
最初取り外しの義歯を作ってもらい、なれるように努力してみてください。
どうしてもだめなら、ブリッジかあるいはインプラントという方法もあります(あまりお勧めしません)。
よく説明を受けて考えてください。


> (2)どの選択が良いのでしょうか?
> (3)一度目にブリッジを作り直した際に、すぐに折れてしまったのですが、治療費は普通に支払いましたが、そう言うものなのでしょうか?

ちょっと腑に落ちません。
すぐに折れた事をその歯科医師がご存知なら、何らかのことを考えてくれるのではないでしょうか。


文面だけでは判断のしにくい部分があり、不思議なこともあります。
ご納得できないようでしたら、セカンドオピニオン(歯科大学や総合病院の歯科口腔外科がよいかと思います)をさがされて、よく説明を受けて考えられるとよいと思います。

早く解決できるよう願っています。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
covachan 様、初めまして。
右上5,6番欠損部の治療方法で、お悩みの事と拝察申し上げます。

ブリッジ支台歯破折は、時々遭遇致します。


> (1)治療に関してはこの二択しかないのでしょうか?

一般的に、欠損部の対応には以下の3通りがあります。
1.ブリッジ保険適用可)
2.部分義歯(〃)
3.インプラント保険外

ブリッジの欠点は、御指摘の通り、歯を削らなければならない事。
支台歯に無理がかかり、歯根破折が起きる場合が有る事です。

長い目で見ますと、骨の条件が良ければ、インプラントがお勧めです。


> (3)一度目にブリッジを作り直した際に、すぐに折れてしまったのですが、治療費は普通に支払いましたが、そう言うものなのでしょうか?

実際にcovachan様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、文面より推測致しまして、ブリッジを作り直す前に、既に奥から3番目の歯はヒビが入っていたかもしれません。
ごく細いヒビですと、歯科医師も気が付かない事があります。

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